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チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。
2019年12月10日現在、ビットコイン(BTC)は約80万円で推移しています。サポートラインとレジスタンスラインが良く効いているので、この先レンジ相場になる可能性があります。
TradingViewより、bitflyerのBTC/JPYのチャートを見てみましょう。
①日足で全体を俯瞰する
2019年5月から12月10日現在までのBTC/JPY日足チャートです。前回のチャート分析でお伝えしたサポートラインとレジスタンスラインが見事に効いていることが分かります。
逆三尊を形成した後レジスタンスラインまで高騰し、そこからサポートラインまで反発しました。
このことから今年5月から6月にかけての押し目が特に重要視されているラインであることが分かりました。
現在は約80万円にあるサポートラインで反発するか、それとも下抜けて下落していくかと言ったところです。
この値動きをより細かく分析するために、この日足チャートに移動平均線を引いてみましょう。
②移動平均線を引いてみる
先ほどの日足チャートに移動平均線を3本引いてみました。
①5日移動平均線(黄色、短期)
②25日移動平均線(水色、中期)
③75日移動平均線(紫色、長期)
それぞれが、短期、中期及び長期を表す移動平均線となっています。
移動平均線を用いると直近の値動きが25日移動平均線に近づいて行くようにして推移していることが分かります。
今後は25日移動平均線で上抜けてゴールデンクロスを出現させるのかが見どころとなりそうです。
③4時間足で見る
日足から4時間足に落としたBTC/JPYチャートです。4時間足で再度チャートを見ると、12月に入ってから現在までほぼ横ばいであることが分かります。
しかし移動平均線に注目して見ると9日に25日、75日移動平均線両線を下抜けるデッドクロスが出現しました。
これを考えると直近で価格が下落していく可能性があります。
④サポートラインとレジスタンスラインを引いてみる
先程の4時間足チャートにサポートライン2本とレジスタンスラインを引いてみました。直近のサポートラインは11月末に形成した逆三尊のネックラインで5月の押し目となっている約80万円に、もう1本のサポートラインは逆三尊の2つの安値でなおかつ4日の安値となっている約77万円に引きました。
直近のサポートラインを下抜けた場合には77万円のサポートラインが1つの目安となって下落していくと考えられます。
またレジスタンスラインは直近の高値である約82万円に引きました。
レンジ相場となった場合の上限は82万円のラインが最初に意識されるでしょう。
まとめ
クリスマスが近づくこの頃。街はイルミネーションであふれています。皆さんはクリスマスに特別なご予定はありますでしょうか?
さてそんな中大きく動かないビットコイン。まずはサポートラインとレジスタンスラインを意識したレンジ相場でのトレードが良策でしょう。
皆さんも、今回ご紹介したような手法を使って、チャートを分析してみてください。
※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。
記事内のチャートはすべてTradingViewを使用しています。