やさしい仮想通貨チャート分析ビットコイン(BTC)2019.12.03
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チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。
2019年12月3日現在、ビットコイン(BTC)は約80万円で推移しています。綺麗な逆三尊を形成して一時的に上昇しましたが、それも長くは続きませんでした。現在はサポートラインでの攻防があり、サポレジ転換が起こるかが今後の値動きに影響を与えるでしょう。
TradingViewより、bitflyerのBTC/JPYのチャートを見てみましょう。
①日足で全体を俯瞰する
12月3日10時現在 BTC/JPY 日足
2019年5月から12月3日現在までのBTC/JPY日足チャートです。前回のチャート分析でお伝えしたレジスタンスラインは反発することなく上抜けました。ですが、9月下旬から10月にかけて記録した安値圏が強く意識されたようで、約85万円で上昇が止まりました。
現在は約80万円前半で推移しており、先程のレジスタンスラインでサポレジ転換が起こるかといったところです。
この値動きをより細かく分析するために、この日足チャートに移動平均線を引いてみましょう。
②移動平均線を引いてみる
12月3日 10時現在 BTC/JPY 日足
先ほどの日足チャートに移動平均線を3本引いてみました。
①5日移動平均線(黄色、短期)
②25日移動平均線(水色、中期)
③75日移動平均線(紫色、長期)
それぞれが、短期、中期及び長期を表す移動平均線となっています。
移動平均線を用いて先程のチャートを見ると、11月25日から29日にかけての上昇により移動平均線の乖離が小さくなりました。
しかし日足レベルでは依然としてチャートの上部から長期、中期、短期という価格が下落していくときに見られる移動平均線の順序は変わっていません。
③4時間足で見る
12月3日10時現在 BTC/JPY 4時間足
日足から4時間足に落としたBTC/JPYチャートです。4時間足で再度チャートを見ると、25日からの上昇により5日移動平均線が25日、75日両移動平均線を上抜けるゴールデンクロスが起こっていることが分かります。
そして12月に入るところでその上昇はストップし、再びデッドクロスが起こっています。
また、価格が大きく落ちた11月21日から価格が大きく上がった29日までのロウソク足に注目すると、綺麗な逆三尊(トリプルボトム、ヘッドアンドショルダーボトム)が見られます。
この場合には出現した逆三尊のネックライン、今回においては約80万円あたりを上抜けた後に価格が上昇する可能性が高くなります。
実際に約80万円を上抜けた28日、価格は上昇し29日にかけて一時85万円を記録しました。
④サポートラインとレジスタンスラインを引いてみる
12月3日10時現在 BTC/JPY 4時間足
先程の4時間足チャートにサポートラインとレジスタンスラインを引いてみました。サポートラインは先週のチャート分析でレジスタンスラインとなっていた約80万円に、レジスタンスラインは逆三尊形成後の高値かつ10月中旬の安値圏である約85万円にそれぞれ引きました。
現在がサポレジ転換が起こるかというところであるため、仮に下落した場合には今回のサポートラインを下抜けて25日に記録した72万円まで値を下げる可能性があります。
またサポレジ転換をして上昇の兆しが見えてきた場合には次はレジスタンスラインに注目した上抜けかレンジ相場となると考えられます。
いずれにせよ今回の2本線が大きく意識されることには違いありません。
まとめ
今年も残すところあと1か月。今年のビットコインは30万円からスタートし、6月には今年の最高値140万円を記録しました。
しかしそれ以上には値を上げず、現在は再び80万円に戻ってきました。世界の様々な場所で仮想通貨の受け入れが始まっていますが、ビットコインはこれから上昇していくのでしょうか。
皆さんも、今回ご紹介したような手法を使って、チャートを分析してみてください。
※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。
記事内のチャートはすべてTradingViewを使用しています。