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Appleの共同創設者Steve Wozniak氏、「ビットコインは”素晴らしい”が、ブロックチェーンは”バブル”である。」

2018.06.30
ビットコインはバブルである

<この記事(ページ)は 3分で読めます>

6月26日、CNBCの報告により、Apple社の共同創設者Steve Wozniak氏が「ブロックチェーンがドットコム時代同様バブルだが、将来性があると信じている。」と発言していたことが分かりました。

ドットコム時代とは、1990年代末期~2000年代初期にかけてアメリカの市場を中心に起きたインターネット関連企業のバブル時代のことで、IT関連ベンチャーが山ほど設立していました。

ドットコム時代バブルの経験を活かし、長期的に成長できるかが鍵である

Wozniak氏はニューヨークで開催されたNEXテクノロジーカンファレンスの壇上で、「当時も似たような誇大広告が約束を果たせなかった企業の周りで作られていた。」と語りました。

「あれはバブルであったし、ブロックチェーンに関してもそういう風に感じている。
しかし、ブロックチェーンは分散型で完全に信頼できる。
ただ、完全に実現に至るには少々時間がかかるということに気づいた。
一朝一夕に変えられるものではない。
早く世に出た素晴らしいアイデアの多くが、長期的に安定させる準備ができていないことで燃え尽きてしまう可能性がある。」

さらに、今回のカンファレンスではFacebookの手ごわいライバルとしてブロックチェーンを使用したSNSの可能性についても言及していました。

最近Wozniak氏は、「ビットコインがグローバル通貨になることを望んでいる。」と発言したばかりです。

その一方で、「ブロックチェーン技術の力が数多の産業を混乱させてしまう可能性を未だ払拭できていないにもかかわらず、ブロックチェーン新興企業の多くは必ず大げさな約束をしては期待外れな結果を出している。」と語っています。

また、5月中旬にウィーンで開催されたカンファレンスでは、「次世代Apple」になりうる可能性が高い仮想通貨の1つとしてイーサリアムを挙げていたことがCCNから報告されています。

仮想通貨が誕生した当初から多くの新興企業が将来性や目標について語っていますが、確かにWozniak氏の言う通り、実現させることのできたプロジェクトはほんの一握りでしょう。

最近では厳重な取り締まり、不正マイニングやビットコインの大暴落など、仮想通貨業界の存続に大きく関わる問題が多発していますが、「ドットコム時代」の二の舞にならないよう、どうにか乗り切ってほしいものです。

参考サイト:
https://www.ccn.com/bitcoin-is-amazing-but-blockchain-is-a-bubble-steve-wozniak/
https://cointelegraph.com/news/apple-s-steve-wozniak-calls-blockchain-a-bubble-thinks-bitcoin-is-still-just-amazing
https://cryptodaily.co.uk/2018/06/apple-founder-wozniak-believes-blockchain-is-a-bubble-not-just-bitcoin/

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