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長らく続くビットコインの低迷は6400ドル前後でしたが、大きな動きもなく安定期でした。
それは、一部の専門家の間では、これから来る新たなブームの前触れとも予測されていました。
確かに、大きな価格を予測していた投資家の声もいくつもありました。
しかし、予想を反してCoindeskによれば10%以上も下落しました。
Tom Leeのビットコイン25,000ドル予想は?
FundstratのCEOでありビットコインの著名な支持者であるTom Lee氏の予想も、以前は25,000ドルでしたが、15,000ドルに大幅に下方修正されました。
「ビットコインが心理的に重要な$6000を下回り、悲観の波をどんどん作って行きました。投資家の心理であるセンチメントによるネガティブな影響は、経済指標などの実態のある要因である根本的な含みよりもさらに悪いと思っています。」と、彼は顧客に知らせています。
Lee氏は、ビットコイン価格は最終的には損益分岐点に戻り、マイニングコストとビットコイン価格が一致するだろうと言っています。Fundstratのデータサイエンスチームによれば、このレベルは$8,000から$7,000にシフトしましたが、ビットコインの公正価値は損益分岐点価格の2.2倍と見積もられています。
テクニカル分析でも、BTC/USDが回復してくるのに時間がかかると見ています。
SMA(Separately Managed Account)のホストによって形成される強いレジスタンスが現在の価格より上のエリアに詰まっている為と説明しています。
ビットコインの価格変動に以前にもあったパターンとの見方
しかし、以前にもこのような控えめな価格変動の時期があり、主にビットコインの弱気市場の終わりごろに起こる、投資家が売りに出すので価格が下がる現象だと、Albright Investment Groupの設立者であるVictor Dergunov氏は話しています。
一見みんな損をするように見え、流通量が減り、ニュースも徐々に減って来て、人が気にしなくなる頃、投資家が買うので価格が上がり、新しいビットコインの強気市場が始まります。
今回の水曜日の下落がビットコインを強気市場へ押し上げるようになるのかはまだわかりません。
ビットコインキャッシュのハードフォークが木曜日にあったことがこの下落の一因だともいわれています。
現在、ビットコインキャッシュは二人の有力者である Craig Wright氏とRoger Ver氏の意見の不一致により分かれています。
このままビットコインが消滅してしまうのかという危惧を持っている見方もあるようですが、ビットコインを支えるガバナンスが多く存在し、多くの莫大な利益を上げた投資家がかかわって支えているビットコインの技術の進歩を考えると、そのようには考えにくいという見たかもあります。
価格の変動が落ち着いた先にある技術の進歩を考えることも大切ですね。
年末に向けてまだまだ値動きの予想がありますので期待したいところですね。
参考サイト:
“https://www.fxstreet.com/cryptocurrencies/news/bitcoin-will-recover-by-the-year-end-but-less-than-expected-fundstrats-tom-lee-201811190402”
”https://www.newsweek.com/why-bitcoin-down-price-2018-how-low-will-go-cryptocurrency-plummets-1215722?piano_t=1”
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