ブラウザ大手のOperaがイーサリアムウォレット機能内蔵型のブラウザを発表
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ノルウェーのWebブラウザ大手のOperaは、イーサリアムのウォレット機能がついたデスクトップのブラウザを立ち上げると発表しました。
公式発表によると、個人向けのモバイルブラウザで驚くほど良い反響があったとのことで、次のステップとしてイーサリアムとそれをベースにするトークンをサポートするウォレット付きのデスクトップブラウザを開発したとしています。
モバイルとデスクトップの連動で決済をさらに簡単に
Operaのプロダクト責任者のCharles Hamel氏はつぎのように述べています。
「仮想通貨ウォレットを直接ブラウザに加えることで、複雑や拡張や遠隔アプリの必要がなくなる」
「仮想通貨にオープンなブラウザを立ち上げることは仮想通貨とWeb3.0が主流になる時代に向けてのOperaの第2ステップになるだろう」
Operaのデスクトップブラウザにアクセスするには、まずアンドロイドのデバイスからモバイルブラウザをダンロードし、ウォレット機能を取得した後で、QRコードを読み込んでPCブラウザに接続します。
トークンを保管する場合にも、ウォレットが分散型アプリと連携するので手動での拡張ダウンロードなどの操作をする必要はありません。
ウォレットのキーはスマホの中に保管されたままなので、指紋認証のみで全ての決済を完了できます。
ブロックチェーン技術がWebの将来を変える
Operaは先月、世界最大のマイニング装置メーカーのBitmainに5000万ドルの買収で傘下に入ったばかりです。
Operaのブラウザ部門のKrystian Kolondra氏は次のように述べています。
「我々は刷新の最前線に存在したい。我々はブロックチェーン技術がWebの未来を変えると信じているし、数年以内に大きな変革をもたらすと期待している。」
モバイルだけでなくデスクトップのブラウザにも便利で簡単な決済ができるウォレットが登場しました。
外出先で家でも、仮想通貨での決済が当たり前になる日がすぐにやってくるのかもしれません。
参考サイト:
“https://www.operasoftware.com/press/releases/desktop/2018-08-08”
“https://www.ccn.com/internet-giant-opera-brings-native-ethereum-wallet-to-desktop-web-browser/”