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昨年に引き続き、今年も米リップル社によって国際カンファレンス「SWELL」が開催されました。
今年は基調登壇者として、アメリカ合衆国第42代大統領ビル・クリントンの名が挙がるなど金融市場から非常に注目されていました。
この記事ではそんなSWELLのイベント内容や価格への影響などについてまとめて紹介していきます。
リップルのカンファレンス「SWELL」とは
「SWELL」とは米リップル社によって開催され、政治・経済・銀行・ブロックチェーン業界等のリーダーが一堂に集まって「未来の送金」について議論するカンファレンスのことです。
今年は、リップル社の本拠地、アメリカ合衆国のサンフランシスコで10月1日〜2日にかけて2日間開催されました。
それでは気になる2018年SWELLのカンファレンス内容について見ていきましょう。
2018年SWELL アジェンダと詳細
(10月1日)
・ビル・クリントン元米国大統領登壇
基調講演者でビル・クリントン元米国大統領は、新技術のブロックチェーン技術と規制環境の開発について語りました。
ビルはその中で「新しい規制に古い規制体制を適用することはできない。黄金の卵を産むガチョウを殺すことになる」と新しく採用された技術の規制に非常に注意する必要があると述べました。
・リップルCEO Garlinghouse氏 登壇
Garlinghouse氏は「(XRPの)価格のことは全く気にしていない。だが、技術面のことは考えている。(例えば)XRPがビットコインよりトランザクションを1000倍速くかつ安く行えるという事実を気にしている。」などと価格ではなく技術面に集中していることを述べた。
・その他発表
プロダクトxRapidを商品化させて導入したことや大手銀行であるサンタンダーがリップル社技術使用の国際決済アプリ国、「One Pay FX」を4カ国で公開することなどを発表した。
(10月2日)
・リップル最高市場戦略担当者の調査結果
・世界各国の暗号通貨規制
・送金会社・TransferGoのCEOによる登壇
・ブロックチェーンと支払いに関する未来について
それでは今回のSWELLでXRPの価格変動はあったのかチャートを見ていきましょう。
SWELL開催前後のXRP価格変動
こちらはSWELL開催期間(10月1日11:00時~10月2日15:30時)前後のXRPのチャートです。
今年は昨年と違いカウントダウンなしでの開催でしたが、事前の報道などにより開催日10月1日前からじわじわと上昇しているのが分かります。
その後、xRapid商品化などの報道で数回上昇を見せた後、二日目終了に近づくにつれ下落していることが分かります。
実は同様の動きが昨年のSWELLでも見られていました。
2017年SWELL 振り返り
昨年カナダ、トロントで開催されたSWELLでは、リップル社とビル・ゲイツ財団の提携が大きな発表としてありました。
そんな昨年のSWELL開催期間(2017年10月16日2017年10月18日)前後のチャートがこちらです。
昨年も今年同様SWELL開催前から徐々に上昇を見せています。
その後、ビル・ゲイツ財団の提携以外大きな発表が見られなかったため、イベント開催中から下落を見せています。
このSWELLでの価格変動の動きは宝島社から出版されている書籍「仮想通貨リップル投資入門」でも紹介されています。
まとめ
今回は「SWELL」をピックアップしましたが仮想通貨の世界ではイベントの告知や開催前後で値動きが大きくなる傾向があります。
そのため投資家の皆さんはイベント情報などをこまめにチェックしてみるといいですね。
今回文中で紹介した書籍「仮想通貨リップル投資入門」はリップルや仮想通貨全体についてわかりやすく説明しています。
仮想通貨を始めたばかりの初心者の方だけに限らず、より理解を深めたい方に非常に参考になる内容となっています。
是非一度手に取って見てはいかがでしょうか。