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リップル(Ripple)が分散型台帳技術を、中国市場における国際決済に応用しようと計画していることが、CNBCの報道により明らかになりました。
欧州連合のJeremy Light氏への取材
リップルが、中国への参入を計画していると語ったのは、欧州連合のJeremy Light 氏です。
CNBCとの電話取材において、Light氏は、「中国は間違いなく関心の的である」と語っています。
リップルの狙い
リップルの参入目的は、リップルの持つシステムを利用して、中国での国際決済に関する取引速度の向上が第一に挙げられます。
しかし、より根底にあるリップルの目的は、中国の仮想通貨に対する規制の緩和であるとCNBCは推測しています。
中国は昨年、ICO(Initial coin offering)を禁止し、今年の1月にはマイニングの規制など、仮想通貨に対する規制を行って来ました。
そこでリップルの目的としては、国際決済を対象に中国に参入することにより、規制を緩めようとしていることが考えられます。
日本国内でのリップルの導入例
日本国内では、リップルはMoney Tapというアプリで実用化がされようとしています。
このMoney TapはSBIホールディングスによるプロジェクトで、こちらの記事で詳しく解説されています。
https://cripcy.jp/cryptocurrency/xrp/ripple-sbihodlings-moneytap
リップルのは中国へ参入できるのか
リップルは、すでに様々なサービスの展開を発表しています。
xRapid と呼ばれるシステムは国内でも特に注目されていて、日本の大手銀行も導入を計画しています。
詳しくはこちら
https://cripcy.jp/cryptocurrency/xrp/major-banks-will-adopt-ripple-xrapid-within-the-year
リップルが様々なサービスを展開する中、中国への参入が実現しなことの一因には、やはりボラティリティの高さが考えられます。
昨年年末からの仮想通貨の下落を考えると、政府や銀行は慎重な姿勢を取らざるを得ないでしょう。
参考サイト
“https://cointelegraph.com/news/ripple-exec-ripple-considering-chinese-market-to-speed-up-payment-solutions”
“https://www.cnbc.com/2018/08/15/ripple-targeting-china-with-blockchain-based-payments-tech-exec-says.html”
“http://www.sbigroup.co.jp/news/2018/0307_11016.html”