バイナンス・コインBNB、Q5トークン焼却を完了。ボラティリティの低減により市場の安定へ
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仮想通貨取引所Binanceの発行する仮想通貨BNBトークンは、マーケットに流通して早1年と2か月が過ぎ、現在の流通量は130,799,315 BNB、時価総額は128億ドル以上、1BNBは10ドル前後で取引されています。
このトークンの供給量はBinanceの出したホワイトペーパーによって定められており、需要と供給のバランスと価値を保つために一定に保つ必要があります。
焼却(バーン、burn)という方法で調整します。
今回は、Quorter5(クオーター5)、つまり5期目の焼却は予定通りに実施され、1,643,985.16BNB(およそ1700万ドル)が焼却されたと10月17日に公表されました。
ホワイトペーパーによれば、BNBの総供給量は1億BNBに制限されなくてはなりません。
全体的に言って、定期的なコイン焼却はマーケットのBNBトークンの量を減らすのですが、これにより希少性が上がり将来的な価値をあげるのです。
当初は、2億トークンが配備されましたが、そのうち、ファンディングチームが8000万トークンを、Angel Investorsは2000万BNBトークンを割り当てられました。
残りの1億トークンは取引所の予定されたICOで公開される分だったということが、ホワイトペーパーで確認できます。
BNBトークン・バーンを少なめにした理由
Q5の焼却が完了して直後のBNB流通量は192,443,000BNBとなりました。
Binanceによると、仮想通貨市場は4期(Q4)のうちほとんどの間「極端に安定」していたといいます。
この安定が結果的に、ボラティリティを下げ、最終的には取引量を現象させたとみています。
また、9月30日に最終日となったQ5の期間の取引量は前の期に比べて低く推移し、結果、利益も下降気味となったといういことです。
そして、取引所としては、利益が減少しているということで、Q5に焼却されたBNBコインが少ないことを説明しています。
というのは、典型的には、Binanceはクオーターごとの利益の20%をBNBコインの買戻しと焼却に使うのですが、今回、利益が少かったことで、仮想通貨マーケット安定のために、今期のコイン焼却は少なくしたということです。
Binanceはただの仮想通貨取引所ではない
TwitterにはさらにBinanceからのお知らせがいくつか続き、普通の仮想通貨取引所とは違うとアピールしています。
まず、取引所の上場のために回収したリスティング料金は全て、Blockchain Charity Foundation と呼ばれるBinancenoチャリティ部門に寄付されることになるということ。
さらに、オーストラリアのトラベルスタートアップであるTravelbyBitに250万ドルの投資をしたことを発表し、仮想通貨と旅行業界の統合に向けて努力をしていることを示唆しています。
コインの運営に関しても誠実な取組みで、Binanceの健全なビジネスとしての精力的な躍進は飽くことを知りません。
参考サイト:
”https://btcmanager.com/binance-q5-bnb-token-burn-market-price-remains-unbudged/”
“https://medium.com/binanceexchange/binance-q5-recap-3b8bd84703f0”
“https://medium.com/binanceexchange/binance-listing-fee-update-d512982722ce”
“https://www.binance.com/resources/ico/Binance_WhitePaper_en.pdf”