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仮想通貨ハードウェアウォレットのLedger、香港進出へ

2018.11.02
仮想通貨ハードウェアウォレットのLedger、香港進出へ

<この記事(ページ)は 3分で読めます>

仮想通貨のハードウェアウォレットを手掛けるLedgerが新しい拠点を香港に設立したとのことです。

Benjamin Soong氏を起用しアジア太平洋地域へ展開

パリとサンフランシスコに本社を置き、ハードウェアウォレットを牽引する同社はプレスリリースで、Benjamin Soong氏をアジア・太平洋地域の責任者として任命したことを発表しました。
Benjamin Soong氏は、米金融アナリティクス企業のS&Pグローバルのマネージングディレクターを務めていた人物です。
LedgerのCEOであるPascal Gauthier氏は、Soong氏は同社がアジア・太平洋地域における同社の収益をさらに伸ばす助けになると説明しています。
「彼のこの地域における豊富な経験と専門知識は、Ledgerの将来の成長に貢献するだろう。アジア・太平洋地域における需要はますます高まっており、重要な市場である。ベンジャミン氏の指揮の下、消費者と機関投資家の双方に仮想通貨資産のトップクラスの安全性を誇るサービスを提供できると確信している。」

Ledgerのグローバルな成長はこれからか

1月には、Ledgerは大手ベンチャーキャピタルDraper Espritが主導するシリーズBのファンディングで7500万ドルの資金調達に成功しました。
この調達額は仮想通貨スタートアップ企業のICO以外の資金調達において最高額であったとのことです。
Ledgerは、2017年に100万個以上のハードウェアウォレットを売り2900万ドルの収益を上げたことで、サムソンやGoogle、シーメンスなどのテック大手からの関心を集めるようになりました。
また、日本の野村ホールディングスなどと「コマイヌ(Komainu)」と呼ばれるデジタル資産向けのカストディーサービス提供にも取り組んでいるとのことです。

グローバル展開を推し進めるLedger、その躍進的な成長ぶりに業界からの熱い視線が注がれているようです。

参考サイト:
“https://www.prnewswire.com/news-releases/ledger-expands-to-hong-kong-appoints-benjamin-soong-head-of-asia-pacific-300740747.html”
“https://cointelegraph.com/news/crypto-security-company-ledger-opens-branch-in-hong-kong”

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