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1月14日発表された内容によると、ICEによって設立された仮想通貨関連の新会社Bakktは、シカゴに拠点を置く先物およびオプション商品ブローカー企業であり、独立した先物取引業者であるRosenthal collins Group(RCG)を買収しました。
Bakktの進めるビットコイン先物に必要なプラットフォーム開発に役立てるのが目的のようです。
この買収によりBakktは、リスクマネージメントや資産運用をシステムと100年の歴史の中で培った専門知識で向上させることが出来るばかりか、規則やAML/KYCおよび顧客サービス業務にも貢献するだろうと期待しています。
RCGは先立って昨年の12月に、自身の顧客事業部門を先物仲介会社Marex Spectronに売却していました。
そこで、Bakktのプラットフォーム開発に役立つ資産が欲しかったBakktは、会社のリスク管理、コンプライアンスや資産管理部門を重視して買収に乗り出したようです。
Bakktが率いる仮想通貨取引プラットフォームのビジョン
今回の買収は、仮想通貨マーケットにおける法規制されたトレーディングをしていきたいというBakktの姿勢、CFTCによる規制承認を待っているだけの待ちの姿勢ではないということを強調しています。
Bakktのミッションには革新的なプラットフォームを構築するためのテクノロジーに莫大な投資と、デジタルアセットの最も信頼されるフィンテック・エコシステムを届ける為、金融市場の専門知識が必要だと、CEOのKelly Loeffler氏は、語っています。
顧客と業者の間で効率的なトランザクションを実現することでデジタルアセットを経済の主流に乗せることがBakktの企業ビジョンだと述べ、一方、DLTや仮想通貨(世界的には暗号通貨)はまだ開発の初期段階だが、公正で効率的なプラットフォームを世界のデジタルアセットの為に構築することによって、このテクノロジーの採用を促進させ、活用を拡大させていく、ともコミットしています。
ビットコイン先物にも、ビットコインの未来にも確信
Bakktは、ICE、マイクロソフト、BCGやPantera Capital、Galaxy Digitalなど12の投資家から1億8250万ドルの資金を集めました。
同時に発表された内容では、米国先物取引委員会(CFTC)と密に協議していることを強調し、ビットコイン先物取引の運用を承認されたらすぐにとりかかる計画があることも明かされていました。
機関投資家の間で、ビットコイン先物に関して多大な関心があることを認識しています。
Bakktの設立には、BCGやスターバックス、マイクロソフトといった大企業とのパートナーシップがあったことは、仮想通貨が受け入れられていることを示す画期的な出来事です。
米国ではビットコインの採用が急増しているようです。
現在予定されている機関投資家がビットコイン取引を開始して何十億ともいえる莫大な投資がビットコインやアルトコインに投入される可能性があるだけでなく、暗号資産を利用した消費者や業者のエコシステム開発は米国において実世界におけるビットコインの使用をまのあたりにするもっと重要な可能性があります。
つまり、ビットコインが投資資産としてだけでなく日常の通貨として成功することになるかもしれない、と期待する声もあります。
今年は、Bakktの精力的な動きによって、今までのマーケットとは違った流れになるかもしれませんね。夢が膨らみます。
参考サイト:
“https://btcmanager.com/institutional-cryptoasset-trading-platform-bakkt-makes-first-acquisition/”
”https://medium.com/bakkt-blog/our-first-acquisition-d8185bf99287”
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