ビットコインは下落、一方米国株式市場は日米会談の終了で上昇
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3月4日、ビットコインは3800ドルのサポートラインを維持することができず、仮想通貨市場は下落しました。
コインマーケットキャップによると、トップ20全ての主要仮想通貨の時価総額は大きく下落しているとのことです。
ビットコイン
執筆時点での(日本時間3月5日午前0時)、ビットコイン(BTC)は3760ドルで取引されています。
直近24時間では2.4%下落しています。
ビットコインは2月25日から3850ドル付近で比較的安定した動きを見せていましたが、月曜日には大きく下落し3733ドルにまで下げました。
イーサリアム
市場時価総額2位のイーサリアム(ETH)は、1日で4.6%下落し127.14ドル付近で推移しています。
イーサリアムは、直近7日間で9%下落したことになります。
リップル
時価総額第3位のリップル(XRP)は、直近24時間で2.7%下落しており執筆時点では0.305ドルで取引されています。
EOSは最大の下落率
時価総額第4位のEOSはトップ20の仮想通貨の中で最も大きく下落しています。
1日で8%下落し、1週間で見るとおよそ9%の下落率となります。
ライトコインとバイナンスコインのみ上昇を維持
ライトコイン(LTC)とバイナンスコイン(BNB)の2つだけが、過去1週間で上昇を保っています。
直近1週間でBNBは13%、ライトコインは1.4%それぞれ上昇しています。
仮想通貨グローバル市場
仮想通貨市場全体の時価総額は一時125ドルまで下落し、現在は130ドル付近で推移しています。
執筆時点での1日の取引高は約270億ドルです。
米株式市場は上昇、米朝会談の影響か
仮想通貨が大きく下落する中、一方で米国株式市場は上昇しました。
米朝首脳会談で非核化の合意には至らなかったものの、会談が無事終了し米朝関係が回復に向かっているとの安心感から上昇しているとのことです。
ダウ平均株価はキャタピラーやAppleが牽引し44ポイント上昇、執筆時点では0.1%の上昇率となっています。
またS&P500とNasdaqはそれぞれ0.25%と0.33%上昇しています。
原油価格は上昇、金は下落
米朝首脳会談の終了を迎える中、OPECの原油産出量の削減により、原油価格も回復しています。
WTI原油先物価格が1.7%以上上昇しているとのことです。
一方、金の価格は下落しています。
金価格は、直近5週間の間で最安値を記録しています。
米ドルが堅調なことと、米朝会談が終了したことから投資家は、よりリスクの高いドルを選んでいるとのことです。
執筆時点での金価格は0.7%下落の1284ドル、金先物価格は1%以上下落し1オンスあたり1285ドルで取引されているとのことです。