EU 欧州中央銀行はデジタル通貨の発行を検討すべきとの提言へ
2019.11.06
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EUは、欧州中郷銀行(ECB)が正式にデジタル通貨の発行をすべきとの提言書を準備していることが明らかになりました。
ロイター通信の報道によると、提言書にはEUの提言書にはデジタル通貨発行の検討をすべきこと、EU全体で仮想通貨に対しては、ハイリスクなプロジェクトを禁止するなどの共通のアプローチをしていくべきであるなどの主張が盛り込まれているとのことです。
EU諸国共通のアプローチ求める
この提言書は早ければ来月のEU各国の財務大臣レベルの会議で採択されるとのことです。
結果次第では、現在一部の国でしか実施されていない仮想通貨に対する動きが加速する可能性があると言います。
「ECBと他のEUの中央銀行はデジタル通貨の発行について具体的に検討すべきでありその方法を積極的に模索していくべきである。」
この提言書の草案は、今週金曜日に討議される予定で、採択は12月5日に実施される予定とのことです。
EUのこのような動きは、中国の人民銀行主導のデジタル人民元発行の計画が加速していることに対する警戒のあらわれであるとの見方もされています。
中国は先月末に、習近平国家主席がブロックチェーン技術を改革の中核とする方針を打ち出したことで注目を浴びています。