LINEグループ 全世界に仮想通貨取引サービスを提供へ
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LINEがアメリカで仮想通貨事業に参入することが明らかになりました。
LINEグループで仮想通貨事業を手がけるLVCとLINEは28日、LVCの子会社であるLVC USA Inc.を通じて、グローバル向け取引所BITFRONTの運営を開始することを発表しました。
サービスの対象は日本と米国の一部を除いた全世界で、米ドルでの取引が可能とのことです。
BITBOXのサービスをBITFRONTへ移行
LINEはこれまで、参加のLINE TECH PLUS PTE .LTDを通じて日本とアメリカを除く地域でBITBOXを運営していました。
今度はBITBOXのサービスをBITFRONTに移行していくとのことです。
取り扱い通貨はLINKを含む5種類 米ドル取引も可能に
BITFRONTでは現在、5種類の仮想通貨を上場しています。
LINEの独自通貨のLINKの他にビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、テザーを取り扱っています。
BITFRONTでは、他の取引所とオーダーブックを連携することでスプレッドの縮小を図るとのことです。
銀行口座と連動させることで、米ドルを利用した仮想通貨取引が可能になるとのことです。
LVCの代表取締役社長の高永氏は、BITFRONTの立ち上げはブロックチェーンを社会に広く浸透させるための大きな一歩になると大きな期待を覗かせています。
LINE Token Economy構想 実現に向けて着実に
LINEは独自トークンを中心とする経済圏を構築することを目標として2018年8月にLINE Token Economy構想を発表しました。
2019年には国内向け仮想通貨取引所のBITBOXを設立しています。
LINEのブロックチェーンであるLINE Chainを基盤としたトークンエコノミー構想では、この春にも国内でLINEトークンの取り扱いを開始すると見られています。
また最近では、デジタル円と見られるLINE YENの商標出願でも注目を集めています。
LINEグループは昨年から、国内の仮想通貨業界を牽引数する活発な動きを展開しています。
今後の動向にも大きな関心が集まります。