コロナウィルス懸念でNYダウ過去最大の下落 ビットコインも下げる
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27日のニューヨーク株式市場は新型コロナウィルスの世界的な感染拡大への懸念から、大幅下落しました。
米国株式市場と原油価格価格も全面安
主要企業で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比1190.50ドル安で、昨年の8月下旬以来、およそ6ヶ月ぶりの安値で終了しました。
下げ幅は2018年2月の1175ドルを上回り過去最大となりました。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は414.29ポイント安の大幅下落で終わりました。
リスク回避のため株を売って米国債に資金を向ける動きが進み、米国長期金利も過去最低を記録しました。
米長期金利の指標となる10年物米国債の利回りは1.30%を下回る水準まで下落し過去最低を更新する一方、国債価格は上昇しています。
経済活動の停滞を織り込み、原油価格の指標となる米国産WTI原油の先物価格も一時2018年12月以来の低水準となる1バレルあたり45ドルまで下落しました。
ビットコイン価格への影響
出典:https://jp.tradingview.com/symbols/BTCUSD/
昨日のビットコイン相場は下値圏での揉み合いが続き、米国株の下落にひきづられる形で売られ、現在は8,800ドル付近で推移しています。
新型ウィルス感染拡大で、ビットコイン価格はこれまでに次々とサポートラインを割りこんで行きました。
12月からの上場の半値押しとなる8,500ドル手前で下げ止まりを見せていたものの、昨日のトランプ政権の記者会見で、疾病対策センタ(C,DC)が国内で感染源を特定できない症例が発見されたことが明らかにされると、日本株も大きく下落、ビットコインも下押しされるも8,500ドルでサポートされました。
ビットコイン価格の今後は、底値を固める展開となりそうです。
8,500ドルのサポートラインを下抜けると1月24日の8,225ドルのサポート、100日移動平均線の8,000ドルのラインが見えてくる展開になりそうです。
今後の動向に注意が必要です。