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米国の世界的送金会社であるマネーグラムが、リップル社のxRapidを利用するパートナーシップ契約がようやく実現したというニュースが出されると、XRP価格は24時間で7%上昇しました。
日本時間で6月18日6時20分前後にそれまでの46円台から50円を突破しました。
一般的にマーケットは、ビットコインの上昇につれてアルトコインも上昇となる傾向があります。
しかし、XRPに至っては先日、GateHubで9億円相当のハッキングがあり、価格は上下を繰り返していました。
ビットコイン連動の影響もありますが、ビジネス展開のニュースが好材料となり、大きな下落をせずに今回の上昇を果たしたようです。
リップルには独特のマーケット戦略があり、以前からメディア効果による価格の維持には定評があります。たとえば、世界中でリップルネットのパートナーを増やしたというニュースは毎月のように出ています。
待望のリップルとマネーグラムの提携実現の光と影
今回のマネーグラムとのパートナーシップへの期待は数年間続いたものでした。
XRP支持者がコミュニティで長い間囁いていたこの両社のタッグが、ようやく締結に至ったことでマネーグラムの株価も、XRP価格も上昇となる期待を背負ったと言えるでしょう。
このパートナーシップの他の話題として、この日をタイミングとして選んだのには、FacebookコインLibraが明日リリース予定と噂されていたからのようです。
このGlobalCoinと呼ばれるLibraが世に出されたら、リップルやビットコインを亡き者にする恐れがあるからです。
今や、仮想通貨(暗号資産)の利用から距離を置こうとしているVisa、Uber、そのほか名だたる大企業や政府までもがFacebookのGlobalCoinを使おうと検討していると言います。
そこで、Ripple-MoneyGramパートナーシップは、そのような影響が暗号資産マーケットに及ぼす影響にとって緩衝材となると見られています。
XRP価格を取り巻くさまざまなシナリオに注目して今後の価格動向を見守りましょう。