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SBIレミット 日本ベトナム間初の分散型台帳活用の送金サービスを開始

2019.11.21
SBI ミレット 日本ベトナム間初の分散型台帳活用の送金サービスを開始

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国際送金事業を手掛けるSBIレミットは、ベトナムの商業銀行TPBanと提携し、日本ベトナム間でリップルネットを活用した法定通貨での送金ビジネスを開始したことを発表しました。

SBIレミットは、SBIリップルアジアと総合フィンテックソリューション企業であるSBI フィンテックソリューションズの子会社です。

SBIレミットは、これまでも米国テキサスを拠点とするMoneuGram社やアジア各地の大手金融機関と提携し、利便性の高い国際送金サービスを提供してきました。

増加する在日ベトナム人をターゲットにサービス提供

分散型台帳の世界的リーダー企業であるリップル社のリップルネットを活用することで、SBIレミット とTPBank間でリアルタイムかつ最低水準の手数料での送金を可能にしたとのことです。

近年、日本における外国人労働者の人口は増加傾向にあります。
在日ベトナム人の人口は2018年12月末時点で330,835人に達し、過去5年間では4.57倍に拡大しています。
これらの在日ベトナム人顧客をターゲットとし、より安全で利便性の高いサービスを提供していくとしています。

SBIグループの代表である北尾氏は次のように述べています。

「成長著しいベトナム経済は、最も魅力的な市場のひとつです。SBIグループが2009年に出資し、現在19.9%のシェアを保有するTPBankは、貸出金を順調に積み上げつつ、先端技術を積極的に取り入れ、決済関連の業績に占める非金利収益を拡大させ、時価総額も急拡大しつつあります。
リップルネットの導入によって、競合他社とより大きな差別化を図るほか、将来的には暗号資産も組み入れた送金サービスにつなげられると考えている。」

TPBankのCEOは次のようにコメントしています。

「SBIリップルアジアとの提携によって国際送金にブロックチェーンを活用することはかつてないほどに顧客体験を向上させ、TPBankを介した国際送金を迅速かつ便利で安全なものにする重要な転換期に来ています。
安全性と透明性を確保した上で取引は高速に実行され、外国銀行を経由してベトネムに合法的に送金されます。
TPBankは、外国為替管理及びマネーロンダリング防止に関する規制に準拠することを保証しています。」

日本での外国人労働者の増加に伴い、より迅速で低コストかつ利便性の高い国際送金サービスへの需要はさらに高まることが予想されます。

参考サイト:
“http://www.sbigroup.co.jp/news/2019/1115_11730.html”

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