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テザー社、テザーが100%ドルの裏付けがない、ともとれる表記変更

2019.03.20
USDT

<この記事(ページ)は 3分で読めます>

ステーブルコインであるテザー(USDT)を発行するテザー社が密かにホームページを変更していたと掲示板の利用者が指摘しました。

その変更とは「テザーが100%ドルの裏付けである」から「テザーは100%準備金で裏付けられている」という変更です。

そもそもなぜ裏付けが必要なのか?

テザーの根本の仕組みはユーザーが1ドルをテザー社に渡すと1USDTをユーザーに渡す、というものです。

この仕組み上1USDT=1USDの価値を持ちます。

そのため、ステーブルコインとして機能しボラティリティが大きい仮想通貨の世界でボラテリティがないに等しい値動きをし、他の通貨が乱高下した時の資産の退避先として機能し、そこに利用価値があります。

これが裏付けの意味です。

つまり法定通貨に裏付けられている必要が価値の安定のためには必要でした。

しかし、テザー社が発行するUSDTがあまりにも多いため常に本当はテザーはUSDTと同等のUSDを保有してないのでは?という疑惑が常についてまわっていました。

その度にテザー社は100%USDドルに裏付けられているということを主張してきましたが、今回ホームページでは100%準備金で裏付けられている、と変更されていました。

この準備金には伝統的な通貨やその他の資産が含まれており、これはサードパーティー等の資金であることが考えられ、USDTのリスクが増した形になります。

今回USDTが密かに変更したことは海外掲示板redditのユーザーが気がついたとのこと。

USDTの対応が注目されます。

参考サイト:
“https://cointelegraph.com/news/cryptocurrency-community-eyes-tether-after-website-dilutes-usd-backing-claims”

 

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