世界を変えるのはビットコインではなくWeb3.0である
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ギャラクシーデジタルのCEOであるMichael Novogratz氏はによると、 ConsenSys’のEtherealサミットで「ビットコインは世界を変えるのではない。ただの価値の保存である。」と述べたとのことです。
ビットコインは価値の保存
Novogratz氏は、「ビットコインは価値の保存としての地位を確立したという意味では完成したとも言えるが、ビットコインの上昇はまだ続くだろう。」と予想しました。
Novogratz氏はまた、ビットコインを金と比較して両資産は共に社会的な価値を確立しているとしました。
Novogratz氏によると、ビットコインは価値の保存や”デジタルゴールド”などとして評されていますが、「世界を変えるものではない」と言います。
彼は、Web3.0の技術こそが世界を変えるポテンシャルを持っていると強調しました。
Web3.0とは?
インターネット以降の時代は次のように分類されます。
Web1.0(1995〜2005):ホームページ時代
Web2.0(2005〜2018)はSNS時代
Web3.0(2018〜)はブロックチェーン時代
Web3.0の特徴は一般に以下の6点にまとめられています。
・非中央集権的
・データは企業ではなくユーザーが保有
・デバイスによる隔たりがなく相互互換性がある
・ボーダーレスである
(地理的、社会的、方向性などその他社会学的特性により妨げられることがない)
・サーバーダウンがないサービス
・トークンによるインセンティブ設計がある
Novogratz氏は、Web3.0は非中央集権型のプラットフォームのネットワーク機能やデータ情報の処理方法において大きな革命をもたらしたと述べています。
特にイーサリアムのパブリックエコシステムでは多くの企業が競ってWeb3.0の開発を行っているとしています。
Novogratz氏は次のようにも述べています。
「ビットコインが価値の保存としての地位を確立するならば、その他のアルトコインは全て資産以外に使われる必要がある。」
Novogratz氏の見解によると、ビットコインの価値の保存としての地位はすでに確立されているとのことです。
しかし、世界に変革をもたらす本質的な要素はビットコインではなくブロックチェーンに代表されるWeb3.0の時代の到来であるとのことです。
Web3.0の到来により、今後もビットコインの価値保存としてその存在感を増すだろうと予想しています。