bitbank Trade(ビットバンクトレード)のFX取引の手数料は実はお得?徹底検証してみた
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ビットコインFX取引所、bitbank Trade(ビットバンクトレード)とは?
bitbank Trade(ビットバンクトレード)は、ビットコインFX(BTCFX)に特化した取引所です。
bitbank Trade(ビットバンクトレード)は、仮想通貨中・上級者向けに定評のある取引所であるbitbankによって運営されています。
bitbankが運営する現物取引所、bitbank.ccはアルトコインの取り扱いが豊富なことでも知られており、XRP(リップル)の取引高では国内トップを誇ります。
bitbankの代表である廣末紀之氏は、野村證券でキャリアを積んだのち、GMOインターネット株式会社常務取締役・株式会社ガーラ代表取締役などを歴任し、2015年にbitbankを設立しました。
また、2018年4月に仮想通貨交換業の自主規制団体として立ち上げられた「日本仮想通貨交換業協会」では廣末氏が副会長に就任しています。
経営者のセキュリティ面対策に対する積極的な姿勢が伺うことができ、信頼度の高い取引所といえるのではないでしょうか。
今回はbitbank Trade(ビットバンクトレード)の特徴、FX取引の手数料、他社との手数料比較を通してbitbank Trade(ビットバンクトレード)がビットコインFXをする上でお得な取引所であるのかを徹底検証していきます。
bitbank Trade 3つの特徴
レバレッジが最大20倍
bitbank Tradeでは、レバレッジ倍率を最大20倍にまで設定することができます。
他の国内取引所の中では最大レバレッジ倍率の高さはbitbank Trade(ビットバンクトレード)が圧倒的にトップで、これほど高い最大レバレッジ率を設定している取引所はありません。
bitbank Trade(ビットバンクトレード)に次ぐ大きさのレバレッジ倍率を設定しているbitFlyerでも最大レバレッジは15倍に設定されています。
レバレッジをかけることでリスクは大きくなりますが、うまく活用すれば証拠金の金額に対して大きな利益を上げることができます。
追加証拠金の必要なし
bitbank Trade(ビットバンクトレード)では、追証(おいしょう)がありません。
追証は追加証拠金の略称で、証拠金維持率が100%を下回っている場合、不足している資金を追加入金しなければならない制度です。
追証がないため、元本(証拠金)以上の損失を出す心配がなく、高いレバレッジ倍率に設定した場合でもリスクをヘッジすることができます。
ただし、証拠金維持率が20%を下回った場合、強制的にロスカットが発動し、強制的に未決済の建玉が自動決済されます。
世界最大規模の取引流動性
bitbank Trade(ビットバンクトレード)は、中国に拠点を置き、約90種類の仮想通貨を扱う世界最大級の取引所、OKEx(オーケーイーエックス)にユーザーからの注文を取りつぎます。
そのため他の国内取引所に比べて取引量が圧倒的に多く、流動性も極めて高いため、概して取引が約定しやすいといえます。
しかし、取引が約定するかどうかはOKEX.comの取引状況によるため、OKEXの取引所でのトラブルや取引量が減少した場合などに売買取引が行えなくなってしまうリスクも存在します。
bitbankTradeのFX取引で使えるチャート機能
bitbank Trade(ビットバンクトレード)では、20種類以上のチャート分析機能を活用することのできる高機能チャートを利用することができます。
テクニカル分析を使いこなすことで、売買ポイントを逃してしまうことを防ぎ、より効率的に利益を上げることができます。
出典: bitbank Trade
bitbank Trade(ビットバンクトレード)でFX取引を行う際の手数料
借入手数料
借入手数料とは、日をまたいだ取引をする際にかかる手数料で、1日あたりそれぞれの取引所によって定められた率の手数料が発生します。
ほとんどすべての国内取引所では借入手数料が発生するのに対して、bitbank Trade(ビットバンクトレード)では借入手数料が無料です。長期にわたってFX取引を行う場合、日ごとの借入手数料がかからないのは大きなメリットといえるでしょう。
取引手数料
取引手数料は、新規で注文を出したり、決済を行なったりする際に発生する手数料です。
bitbank Trade(ビットバンクトレード)では、新規注文の場合のみ、0.01%の手数料がかかります。
決済では取引手数料はかかりません。
キャピタルゲインフィー
キャピタルゲインフィー(CGF)とは、取引された建玉のうち、決済時に利益が出た場合のみ、その利益分に対して徴収される手数料です。
bitbank Trade(ビットバンクトレード)の場合、ユーザーの利益分に対して0.2%のキャピタルゲインフィーが科されます。
Zaifを除いて他の取引所では徴収されていませんが、bitbank Trade(ビットバンクトレード)はこのキャピタルゲインフィーを相場が急変した際に、ロスカット時に被る相場変動損失に備えた積立金とすることで、追証なしのBTCFXを可能にしています。
bitbank Trade(ビットバンクトレード)のFX手数料を他社と比較してみた
ウェブ上では「bitbank Trade(ビットバンクトレード)の手数料が高い」との声も散見されますが、実際のところはどうなのでしょうか。
代表的な仮想通貨取引所のFX手数料を一覧にして比較してみました。
取引所 | 借入手数料 | 取引手数料 | キャピタルゲインフィー |
bitbank Trade(ビットバンクトレード) | 0% | 新規 0.01%
決済 0% |
0.2% |
GMOコイン | 0.04% | 0% | 0% |
DMMビットコイン | 0.04% | 0% | 0% |
bitFlyer | 0.04% | 0% | 0% |
Zaif(信用) | 0.039% | 0% | 0.7% |
Zaif(AirFX) | 0.039% | 0% | 0% |
多くの仮想通貨取引所では、借入手数料が一定の割合かかり、取引手数料とキャピタルゲインフィーに関しては無料である場合が多いです。
その一方で、bitbank Trade(ビットバンクトレード)は、新規注文の際の取引手数料とキャピタルゲインフィーが一定率かかりますが、日またぎのトレードの際にかかる借入手数料は無料です。
このように見てみると、それぞれの取引所でかかる手数料の種類が異なっていることが分かります。
一概にどの取引所がもっとも手数料が高い、ということはなありません。
取引の仕方・状況によってもどういった種類の手数料が多くかかるのかは変わってきます。
bitbank TradeのFX手数料は他と比べてお得?
では、具体的にどういったシチュエーションの際にbitbank Trade(ビットバンクトレード)を利用するとお得にFX取引を行うことができるのでしょうか?
取引期間、レバレッジ倍率、取引金額の3つの軸で、他の取引所と比較して考えてみました。
取引期間
まず、取引期間ですが、多くの取引所では、1日あたり約0.04%の借入手数料がかかります。
割合としては小さな数字ですが、毎日積み重なれば相当額になりますし、証拠金が多ければ多いほど借入手数料の額も大きくなります。
その一方で、日をまたぐ度に一定の割合がかかる借入手数料がbitbank Trade(ビットバンクトレード)の場合、無料であることを踏まえると、長期にわたって建玉を維持する場合は、bitbank Trade(ビットバンクトレード)を利用すれば、借入手数料を支払う必要がないため、お得にトレードを行うことができるでしょう。
レバレッジ
レバレッジ倍率をなるべく高く設定し、高いリターンを期待したい、という場合にはbitbank Trade(ビットバンクトレード)はおすすめです。
最大20倍までレバレッジをかけることができる取引所は国内にはbitbank Trade(ビットバンクトレード)以外に存在しません。
また、追加証拠金がないため、価格が下落した場合であっても元金以上に損失を出す恐れはありません。
ただ、証拠金維持率が20%を下回った場合は、強制ロスカットが発動し、未決済の建玉は自動的に決済されます。
レバレッジをかければかけるほど期待されるリターンは大きくなりますが、その分キャピタルゲインフィーの支払額も増える、という点については留意しておくべきでしょう。
取引金額
他の多くの取引所では取引手数料が無料であるのに対して、bitbank Trade(ビットバンクトレード)の場合、新規注文の際に取引価格の0.01%ほどの手数料がかかります。
その代わり、取引が日をまたいだ時に発生する借入手数料が他の取引所では0.04%ほどかかります。
一方で、 bitbank Trade(ビットバンクトレード)では借入手数料が無料であるため、複数日の取引を行う場合、証拠金に対して支払わなければならない手数料はbitbank Trade(ビットバンクトレード)の方が割合が低いと言えます。
キャピタルゲインフィーの支払いを考慮せずに借入手数料と取引手数料の2点で比較すると、金額が大きければ大きいほどbitbank Trade(ビットバンクトレード)は他の取引所よりも割安な手数料で取引をすることができるのです。
bitbank Trade(ビットバンクトレード)の手数料まとめ
いかがでしたか?bitbank Trade(ビットバンクトレード)は「手数料が高い・・・」と言われがちですが、取引方法やシチュエーションによっては他の取引所よりも手数料が安くなる場合もあることが分かりました。
特に、大きなレバレッジをかけた取引がしたい、長期にわたって建玉を保持する取引を考えている、というような方には向いている取引所であるといえるでしょう。
レバレッジ倍率が高ければ高いほど期待されるリターンは大きくなりますが、一方で損失額も大きくなりやすい、というリスクがあることはしっかりと留意した上で取引を行うことが重要です。