2018年第一四半期でリップルの売り上げが83%増加へ
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サンフランシスコの新興企業であるRipple Inc.は、リップル(XRP)の売上高が増加したことを発表しました。
会社サイトに投稿された記事によると、2018年の第一四半期で1億6700万ドル(約184億円)分のXRPが売却され、その規模は前四半期に比べ83%、2017年の第一四半期に比べ2400%の増加に相当したそうです。
2018年の3月はXRPの直売が1660万ドル(約18億円)と前四半期に比べ17%低下し、反対にプログラムを利用した販売は1億5110万ドル(約166億円)と約2倍増加しています。
この増加傾向に対し、リップルのコーポレート・コミュニケーション最高責任者であるTom Channick氏はCoindeskに「期待以上です。」とコメントしています。
続いて、以下のように語りました。
「一企業として、我々の戦略は、顧客に技術を使ってもらい、顧客を製品へ移行させることに焦点を当てています。そうすれば、我々は世界中のお金の動き方を調整できるでしょう。」
さらに、リップルは仮想通貨市場全体にも大きな影響を与えています。
リップル社は、「総時価総額が同じであった2017年11月24日と2018年3月31日それぞれにおいてXRPの取引率を比較したところ、3.56%から7.57%に倍増していた。つまり、今回の増加傾向は2017年から始まっていたということだ。」という結果をレポートに示しています。
2017年12月初めから2018年1月初めにかけて27円台から420円台へ高騰したXRPですが、その後すぐに急落し、4月末時点で90円台にまで下がってしまいました。
リップル社の第一四半期報告書によると、この急落は世界的な規制や取り締まりが将来の不確実性と相まって仮想通貨価格にマイナスに働いたことが原因であると記されています。
リップルの期待度は2018年に入り一気に高まっていますが、発展途中である仮想通貨業界では、やはり規制や取り締まりは価格を大きく影響してしまうようです。
参考サイト:https://www.coindesk.com/ripples-q1-report-direct-xrp-sales-fell-but-share-of-crypto-market-rose/