日本発仮想通貨”c0ban(コバン)”、SBIから出資からの出資を獲得
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仮想通貨c0banを開発したLastRootsが金融大手SBIホールディングから出資を受けることが明らかになりました。
2017年に続く出資
8月20日、SBIホールディングズが公式HPでLastRootsに対する出資を発表しました。
出資額は明らかになっていませんが、SBIは2017年12月にも出資を行っており、今回は追加の出資となっています。今回は役員の派遣も行い、LastRootsの経営管理にも手を入れることになりました。
動画広告の視聴に仮想通貨
LastRootsは動画広告の視聴者に仮想通貨c0banを配布するもので、プラットフォームの「こばんちゃんねる」の視聴は500万回を突破しました。2016年7月にはICOにて6億円の調達に成功しています。当時の日本ではICOの存在を知っている人は少なく、そういった状況では快挙と言えるでしょう。
今後はグローバルな展開を目指し、サービスの名称も「c0ban.tv(こばんてぃーびー)」に変更されました。
また、c0banだけを取り扱う取引所も運営しています。今回出資を受けるSBIもグループ内にSBIバーチャルカレンシーズという取引所を抱えており、この二つの取引所の連携の強化も視野にいれているのかもしれません。
現状は”みなし業者”
4月にLastRootsは管理態勢が不十分だとして業務改善命令が出されました。今回の出資や役員の派遣は、金融庁から指摘を受けた経営管理の強化の側面もあり、今現在のみなし業者としての状況を脱し登録を目指す考えです。
淘汰の時代
金融庁の監督強化により、現在仮想通貨業界は金融機関並みの経営体制が求められています。みなし業者は当初の16社の多くが登録申請取り下げとなっており、現在は3社となっています。
こういった淘汰が続く中で、LastRootsの生き残りをかけた取り組みに今後も注目したいですね。
参考サイト:
“http://www.sbigroup.co.jp/news/2018/0820_11210.html”
“https://www.lastroots.com/news/event-201820/”