フェデリティなど金融大手が仮想通貨クレジットカード立ち上げに続々と出資
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ウォール街の複数の金融大手企業が、仮想通貨クレジットカード立ち上げを目指す BlockFiへ出資を行なったことが、The Blockの報道により明らかになりました。
出資を行なったのは、Fidelityの子会社であるDevonshire Investorsなど、最近仮想通貨関連で度々名前の出る有名企業ばかりです。
Morgan Creek Digitalなども出資
記事によると、BlockFiは最近の資金調達ラウンドで400万ドルの調達に成功し、これには仮想通貨ファンドのAkuna Capital やMorgan Creek Digitalなどが出資したとのことです。
BlockFiは、7月にも、5200万ドルを調達しており、元Goldman Sachsのマイク・ノボクラッツ氏が率いるGalaxy Digialなどが出資したと報じられています。
BlockFiは、機関投資家向けに仮想通貨を担保としたローンサービスを展開しているニューヨークのスタートアップ企業です。
ベア相場にも関わらず、ここ数ヶ月でローンの提供は1000万ドルを超え、堅調に業績を伸ばしています。
同社は、今後ウォール街の金融大手と連携し、クレジットカードサービスと仮想通貨で利子を稼げる預金口座のサービス立ち上げを目指しているといいます。
仮想通貨が付与されるクレジットカード
BlockFiのCEO、Zac Prince氏は次のように述べています。
「航空会社のマイルの代わりに仮想通貨を付与するクレジットカードを米国で立ち上げたいと思っている。
信頼と実績のあるクレジットカード会社とパートナーシップを組みたいし、そのために、まずは顧客からの十分な信用力のある銀行とパートナーを組む。」
利子を稼げる仮想通貨預金口座
BlockFiはまた、2019年に利子で仮想通貨を稼げる預金口座サービスの立ち上げを計画しています。
従来の口座と同様に、ユーザーはビットコインを口座に預けると利子をビットコインで受け取れることができるとのことです。
仮想通貨カストディーサービスの貸し出し部門へ
Prince氏はさらに、仮想通貨カストディーサービスを提供する企業とパートナーシップを結び、貸し出し業務のサービスを提供したいとも語っています。
「ウォール街の企業向けに多くのサービスを展開する計画だ。それぞれに異なる戦略的視点が必要になる。」
CMT Digitalの代表であるColleen Sullivan氏は、次のように述べています。
「伝統的な金融市場と仮想通貨市場の間には現在、ある特定のギャップが存在している。
仮想通貨業界が新たな市場参入者を獲得し成長するためには、このギャップを埋めていかなくてはならない。仮想通貨のローンサービスもその一つだと思う。BlockFiがkのギャップを埋めるソリューションを築いてくれると確信している。」
BlockFiの計画したいる新サービスにより、仮想通貨が身近なツールになる日が、また一歩近くのかもしれません。
参考サイト:
”https://www.theblockcrypto.com/2018/12/12/fidelity-is-backing-a-crypto-lending-startup-thats-looking-to-launch-a-crypto-credit-card/”