日本円連動の仮装通貨Zen、2019年前半に社会実験実施を発表
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ブロックチェーン推進協会(BCCC)は、2019年前半に日本円と連動した仮想通貨「Zen」の社会実験の第2フェーズを実施することを発表しました。
BCCCとは?
BCCCは、日本国内におけるブロックチェーン技術の普及啓発、関連投資の促進および海外のブロックチェーン団体との連携などを目的に活動しています。
発足当時は、ブロックチェーン技術を推進する企業が中心でしたが、最近では業種や国を問わず金融業界に限らない様々なブロックチェーンの活用を検討する企業の加盟が増加しているとのことです。
Zenの開発
BCCCが手がけるZenは企業における仮想通貨利用を促進するために開発が進められています。
Zenの発行元であるBCCCが1Zenを1円で常に買い入れることで、Zenの価値を安定させる仕組みとのことです。
2017年に発表された後、同年7月から11月にかけてテックビューロなどが参加し、社会実験が行われました。
今回の第2フェーズでは、テックビューロの仮想通貨取引所Zaifを引き継いだフィスコ仮想通貨取引所に加え、ビットポイントなどが新たに参加するとのことです。
複数の仮想通貨交換所で実験を行う予定とのことです。
また、前回の実験はイーサリアムネットワークで行われましたが、今回はパブリックブロックチェーン上で実装予定とのことです。
決済のリアルタイム化や送金コスト削減に期待
BCCCの平野洋一郎会長は、現在の仮想通貨は、法定通貨との為替変動が大きすぎるとし、企業が決済に使う際の大きな課題であると指摘しました。
また、仮想通貨とブロックチェーン技術を企業が活用することで、決済のリアルタイム化が可能になり競争力向上にも繋がると語りました。
また海外送金の手数料負担は企業にとっても大きな課題であるとし、送金コストの大幅な削減につながる可能性に期待を示しました。
参考サイト:
”https://bccc.global/pressrelease/20190105_01/”
”https://jp.cointelegraph.com/news/bit-point-japan-joined-poc-of-bcccs-zen-coin-project”