仮想通貨市場、取引高は過去300日間で最大に
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コインマーケットキャップのデータによると、仮想通貨のグローバル取引高のトータルが直近300日間で最大に達したことが明らかになりました。
総取引高は今週火曜日に330億8500ドルを記録し、これは観測期間過去10ヶ月間で、最大とのことです。
このデータから分かるように、仮想通貨市場では最近、活発な取引が増加しています。
コインマーケットキャップでは、2074種類の仮想通貨の取引高を集計し、それら仮想通貨のグローバルマーケットにおける売買傾向を含めて分析しています。
取引高増を牽引しているのはトップ10仮想通貨
データによると、今回の取引高の増加はマーケット全体での高まりというよりも、より部分的な偏りがあると見られるとのことです。
今回の取引高の急増も、時価総額がトップ10以上の主要仮想通貨によるものであるとのことです。
トップ10以上の仮想通貨だけの取引高の合計はおよそ300億ドルで、火曜日の全ての取引の88%を占めていたとのことです。
ビットコイン(BTC)とテザー (USDT)は24時間の取引高が90億ドルを超え、それぞれが市場全体のおよそ27%であったとのことです。
取引高の増加傾向は、投資家が仮想通貨市場に対する新たな関心を持ち始めていることを示しており、直近7日間で仮想通貨市場の時価総額が約12%増加したことも納得できる現象と言えるでしょう。
弱気相場からの完全脱却はもう少し先か
今回の取引高の増加は、2017年下落相場の終焉に見られた現象のまだ一部にすぎません。
最近の1日あたりの取引高の最高記録は2018年1月4日です。
当時は680億ドルを上回っており、今回の取引高総額のおよそ2倍でした。
取引高は執筆時点では、290億8000万ドルで推移しています。
仮想通貨市場が、徐々に弱気相場から強気相場に転換しつつあるようです。
しかし、過去の例から見ると、まだ弱気相場の終焉を迎えたとは言えないようです。
しばらくは市場の動向を注意深く見守る必要があります。
参考サイト:
”https://www.coindesk.com/global-cryptocurrency-trading-volumes-jump-to-300-day-highs”