岩手銀行など地銀4行、ブロックチェーン活用の新サービスを提供
2019.03.08
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岩手銀行は、青森銀行、秋田銀行、山梨中央銀行と共同で、ブロックチェーンを活用した金融サービスプラットフォーム上で、電子交付サービスの提供を開始したと発表しました。
金融サービスプラットフォームとは
今回のサービスの基盤となる金融サービスプラットフォームとは、金融機関や事業者が共同でサービスを提供するために、クラウド上に構築するサービス提供基盤システムです。
認証機能を統合することで、ユーザーは金融機関に縛られることなく、サービスを利用できるようになるとのことです。
複数の金融機関のデータを一括管理
今回開始される電子交付サービスでは、1つの画面で複数の金融機関や企業からの帳票データを受け取り、管理することが可能とのことです。
サービスを提供する金融機関や事業者にとっては、共同でサービス提供することにより、単独の場合よりもシステム構築や郵送費、人件費などのコストを大幅に削減できるとのことです。
従来の課題克服し、データの信頼性も確保
これまでは、このような共同システムをデータベースで構築する場合は銀行間での分別管理の仕組みが非常に複雑になるほか、データの信頼性の確保が課題となっていましたが、ブロックチェーン技術とデータ暗号化技術を組み合わせることで安全かつ低コストのシステム構築が実現したとのことです。
複数の金融機関サービスを1つのシステム上に集約することで、いろいろな銀行の種類を意識する必要がなり、サービスの利便性が急速に向上することが期待できます。