NBA サクラメント・キングス 仮想通貨でファンに報酬
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NBAのプロバスケットチーム、サクラメント・キングスが全米で初めてファンへの報酬として仮想通貨を発行したとのことです。
ファンは受け取ったトークンを使い、ウォレットを介して全てのブロックチェーンプラットフォームにアクセスすることができるとのことです。
チームのトークン「Kings Token」を発行
キングスのCTOであるRyan Montoya氏は次のように述べています。
トークンは「Kings Token」と呼ばれ、カリフォルニア州でのスポーツ賭博の合法化を見越して開発されたとのことです。
試合結果を予想するプラットフォームとリンクしているといいます。
「Kings Token」はブロックチェーン基盤のチケット発行プラットフォームを運営するBlockPartyに参加しているとのことです。
「ブロックチェーンはスポーツの試合に関わらず、ミュージックフェスやブロードウェイのショーに至るまで、イベント開催全体において重要な役割を果たしている。」
Blackpartyは、この取り組みが成功すれば、他のNBAチームとも共有していきたいとしています。
いち早くブロックチェーン活用に乗り出したサクラメント・キングス
サクラメント・キングスは、NBAで最初にビットコインの支払い受付を開始したチームです。
昨年、キングスはプロスポーツチームとして初めて仮想通貨のマイニングを開始し、Mining For Goodという名前のチャリティーファンドを立ち上げました。
Kings Tokenは、チームの運営するGolden 1 Center appのウォレットに付与されます。
このアプリではユーザーの履歴やポイント積算履歴が記録されます。
ユーザーは試合結果予想のプラットフォームを介してポイントを稼ぐことができ、これらのポイントを別のイベントのチケットや、チームの商品の購入に使うことができるとのことです。
ERC-20トークンはイーサリアム上で利用可能ですが、Kings Tokenは最初はGolden 1 Center アリーナの中でのみ利用可能とのことです。
現段階では、Kings Tokenを他のトークンにや通貨に換金することはでず、秘密鍵を持つこともできません。
QRコードを見せることでポイントが付与されblock explorerを通じて取引状況を確認できるとのことです。
現在はテストネットの段階で、実際のサービス開始は10月25日の予定とのことです。
近い将来、トークンを仲間に送金することができるようになったり、近くのレストランで食事をするだけでトークンを稼いだりすることができるようになるなど、トークン利用の幅が拡大することが期待されています。