仮想通貨取引所GateHub、10億円相当のXRP流出
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仮想通貨GateHubで、顧客の仮想通貨XRP10億円相当が流出したことが明らかになりました。
欧州デンマークのデザイン企業2K/DENMARK社のThomas Silkjær氏の調査によると、6日未明の時点で既に80人以上のユーザーから総額2320万XRP(約10億円)の仮想通貨XRPが盗難されていることが判明しているとのことです。
同士が最初に異変に気付いたのは5月30日で、2万1000XRP(約900万円相当)の送金が
GateHubアカウントから実行されたことがきっかけとのことです。
GateHub はロンドンに拠点を置く仮想通貨取引所で、2014年11月に設立されました。
取引所として機能するとともに、リップルを保管できるウェブウォレットとして最も有名です。
シークレットキーを自分で管理できるので、取引所で保管するよりも安全性が高いとされていました。
流出した半分は既に資金洗浄済み
盗難された約2300万XRPのうち、既に半分以上の1300万XRP(約5億円)が取引所やミキシングサービスを経て資金洗浄されてしまっていることも明らかになりました。
GateHubは、現在は内部調査中とのことですが、疑わしいログイン履歴やシステムの欠陥は見つかっていないとのことで流出の原因は明らかになっていません。
規制当局や外部のIT捜査機関とも連携して犯人の特定に努めているとのことで、内部調査完了後に詳細を発表するとのことです。
流出を受けXRP価格は乱高下
GateHubのXRP流出のニュースを受けて、XRP価格は上昇、下落を繰り返しました。
流出した額が少額だったこと、ハッキング事件に対するショックや不安の一方で、償還用の買いが入るとの思惑が交錯したとの見方も出ています。
また、xRapid利用の活発化のニュースやリップル社がスイス子会社を設立したニュースなども好材料とされたことも、最終的に上昇した背景にあると予想されています。
GateHubの今後の対応方針や、XRPの価格動向には当分の間、注意が必要です。