ビットコイン再び1万ドル割れ
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ビットコイン価格は、7月16日再び1万ドル(約100万8000円)を下回りました。
先月26日に直近の最高値13,700ドル(約148,000円)から急落して以来、1万ドルを下回ったのはこれで今月に入って2回目になります。
出典:https://coinmarketcap.com/currencies/bitcoin/
ビットコイン価格下落、一方ドミナンスは上昇を維持
ビットコイン昨日は11,000ドル(約108,900円)付近まで回復を試みたものの、その後9616ドル(約104,000円)まで下落しました。
直近24時間では8.22%の下落率を記録しています。
一方で、ビットコインの仮想通貨市場におけるドミナンス(占有率)は、以前上昇し続けています。
コインマーケットキャップのデータによると、直近24時間でビットコインのドミナンスは0.5%近く上昇し、2019年4月半ば当初かの上昇率は66.6%にのぼります。
出典:https://coinmarketcap.com/charts/#dominance-percentage
その他主要仮想通貨も苦戦
主要仮想通貨のトップ20の時価総額では、EOSが直近24時間で最大の損失を出しています。
17%以上下落し、現在3.6ドル(約389円)付近で取引されています。
アルトコイントップのイーサリアムは、2019年5月以来初めて200ドル(約21,600円)を割り込み、下落率14%を記録し現在は201ドル(約21,700円)付近で推移しています。
市場全体の時価総額は2610億ドル(約26兆1000億円)付近に落ち込んでいます。
米国公聴会の行方に注目集まる
米国でFacebookのLibraについての公聴会が開かれている中、ビットコインは1万ドル以上を維持することができず下落しました。
公聴会の冒頭で、上院議員のSherrod Brown氏は、世界の仮想通貨がFacebookにコントロールされるのではという潜在的な懸念があるとし、Facebookは危険であると警告しました。
これに対して、CalibraのCEOであるDavid Marcus氏は米国がこの問題に誤った対応をすれば、すぐに他の先駆者にコントロールされたグローバル仮想通貨が発行されるだろうとする一方で、議会の承認を得るまではLibraの発行は行わないと述べ、米国政府の理解を得た上で協力して計画を進める姿勢を強調しました。