仮想通貨トロンの北京オフィスに投資家らの抗議殺到

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Tronの名を悪用したポンジスキームの被害に遭った投資家らが、抗議のために中国の北京にあるTronのオフィスに殺到し、警察が出動する事態となっているとのことです。

被害総額は3000億ドル　自殺者1名か

抗議に殺到した人々は、「Wave Field Super Community」と呼ばれるTronの中国名を悪用したポンジスキームの被害にあった投資家達とのことです。
この詐欺スキームはハイリターンを約束し、投資家らに多額の出資をさせていたといいます。
被害額は3000億ドルにのぼり、自殺者もでていると伝えられています。

被害に遭った中国人投資家らはTronそのものが詐欺スキームの主体であると考えていることから、　Tronに説明を求めて殺到し、今回の混乱が発生したとのことです。

Tron財団は声明を発表

事態の混乱を受けて、Tron財団は以下のような公式声明を発表しました。

「我々は被害に遭った人々に理解と同情を示すが、当社の管理外のことに起因する事件に対する暴力行為は断固として非難する。」

また、Tronは、Wave Field Super Communityに対し、同社の名前の使用をただちに停止するように求めたとしています。
また、警察の捜査にも協力していくことなどを表明しています。

また同社は声明の中で、Tronや関係企業の名前を悪用した詐欺行為に注意するように改めて投資家に警告しています。