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アンディ・ウォーホルの数百万ドルの絵画がブロックチェーンでトークン化

2018.09.08
アンディ・ウォーホルの数百万ドルの絵画がブロックチェーンでトークン化

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アメリカの著名な芸術家、アンディ・ウォーホルの数百万ドルの価値を持つ作品が、トークン化され、ブロックチェーン上で販売されることになりました。

スマートコントラクトによる仮想通貨オークション

高さ2メートルに及ぶ絵画”14 Small Electric Chairs”が、ブロックチェーン基盤の美術品投資プラットフォームを運営するMaecenasによって100人の参加者に販売されました。
全作品の総額5600万ドルのうち、31.5%の作品に対しておよそ1700万ドルの資金が仮想通貨オークションで調達されました。
スマートコントラクトを使って行われたオークションには、800人を超える入札者が参加しました。
アジアやヨーロッパからの入札者がほとんどで、中には仮想通貨愛好家、プロの投資家、芸術専門家なども含まれていたとのことです。
イギリスを拠点とするファインアートギャラリー、Dadiani Syndicateが仮想通貨オークションをサポートしました。

ETH、BTCの他に独自トークンが利用可

絵画”14 Small Electric Chairs”は、イーサリアム基盤のデジタル認証に変換することで、バイヤーはイーサリアムやビットコイン、またはMaecenas独自の仮想通貨”the ART token”を使って購入することができます。
6百万ARTtokenが、イーサリアムのスマートコントラクトによって使用され、最高入札額6500万ドルの値をつけました。
MaecenasのCEOであるMarcelo Garcia Casil氏は、次のように語っています。
「ブロックチェーン技術の活用で、世界的に著名なアーティストの作品をトークン化し、オークションにかけるという初めての試みに成功したことは、アート市場に根本的な変革をもたらすだろう。このウォーホルの作品は、今後の先駆けであり我々はアート市場に経済変革が起こり、それをリードして行くことを楽しみにしている。」

アート市場を民主化する

6月初旬に発表された仮想通貨オークションの当初の予定では出品される作品は400万ドルに設定され、新しいバイヤーをアート市場に呼び込むことを目標としていました。
Maecenasの設立者であるEleesa Dadiani氏は次のように語っています。
「我々はファインアートへの投資を将来的にグローバルなものにすることが目標です。仮想通貨は市場を広げ、新しいタイプのバイヤーをアートの世界に呼び寄せてくれました。」

ブロックチェーン技術のトークンがアートオークションに採用されるという新しい試みがなされました。
芸術作品への投資がより身近になる日も近いかもしれません。

参考サイト:
“https://www.ccn.com/andy-warhols-multi-million-dollar-painting-tokenized-and-sold-on-blockchain/”

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