毎日更新!ビットコインはもちろん、仮想通貨のことがよくわかる情報サイト

ブラジル国立銀行、2019年にイーサリアム基盤のステーブルコインを発行

2018.12.19
ブラジル国立銀行、2019年にイーサリアム基盤のステーブルコインを発行

<この記事(ページ)は 3分で読めます>

ブラジル国立社会開発銀行は、ブラジルの法定通貨レアルと1:1で連動するステーブルコイン、BNDESトークンをイーサリアムブロックチェーンを使って発行すると発表しました。
同行は、文化団体の課税控除などに活用するとしています。

ConsenSysがアドバイザー

イーサリアムの開発企業であるConsenSysが、このトークンプロジェクトにおいて銀行のコンサルティングを担うとされています。
ConsenSys社からの公式な発表はありませんが、設立者の Joe Lubin氏は今月初めに、同社がブロックチェーンのアドバイザー業に重点を置き、トークンのデザイン構築に特化していきたいと語っていました。

ブラジル社会開発銀行は、数百ドル相当の価値を持つBNDESを、映画配給会社であるAncineに発行し、ブラジル国内でスクリプトや映画の製作、プロモーションを行うとしています。

公的資金流用の汚職を減らせるか

ブラジル国内の銀行は過去に、ファンド資金の流用や、賄賂の汚職などのスキャンダルを繰り返し起こしています。
プロジェクトリーダーらは、BNDESのブロックチェーンデータが国営銀行の信頼位回復に役立つことを望んでおり次のように語っています。
「スマートコントラクトの規律を強化することで、企業は特定のセクターの関連企業にしか使えない資金を受け取ることになる。」

「ブラジル国内で、企業にトークンを送る際に承認されるIDを発行する。企業はこのIDを使って承認を行い、我々は事前にどのアドレスにトークンが送られるのかを知ることができる。」

このプロジェクトはイーサリアム基金のAlex Van De Sande氏によって非営利団体であるAncineと連携する映画制作会社がリアルタイムで金融取引の状況を共有するために開発されました。
受取手は銀行でステーブルコインを法定通貨に換金のみできるとのことです。
また、このトランザクションデータは将来の開発にも活用されるとのことです。

政府系開発銀行は教育支援から道路やダムの建設に至るあらゆる分野のプロジェクトの資金管理を行います。
ブラジルでは、これまで公的資金の汚職事件が絶えず起こっており、公的資金の使い道について多くの疑問の声が上がっていました。
基本的な会計管理が可能なステーブルコインを用いることで、全ての資金は銀行から出ていき、銀行に戻るようシステムを刷新したいとの思惑があるようです。

ステーブルコインがブラジルの公的資金流用の汚職防止に活用されることになりました。
この試みが成功すれば、公的資金の使途の透明性が高まることが期待され、汚職に苦しむ他の国々にも波及するかもしれません。

参考サイト:
”https://www.coindesk.com/this-brazilian-bank-is-using-ethereum-to-issue-a-stablecoin”

関連記事

この記事のタグ