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NASAがいよいよブロックチェーン技術の採用に向けて動き出しました。
NASAは、オハイオ州にあるアクロン大学のブロックチェーン技術を活用した『RNCP』という宇宙開発プログラムの研究費として、33万ドルを提供したということです。NASAはこれによって、宇宙技術のさらなる発展を目指しているようです。
ブロックチェーン技術の利用
ブロックチェーン技術を使用することによって、どのような宇宙技術の発展が期待できるのでしょうか。
ブロックチェーン技術を導入するメリットを理解するために、まずは現状を見てみましょう。
現在、宇宙探査機とスペースデブリ(宇宙ゴミ)などの危険物との衝突事故は少なくありません。宇宙での衝突事故は、収集された重要なデータの劣化や損失にもつながるため、宇宙開発にとって大きな脅威の一つなのです。
ではなぜ、このような事故が起きてしまうのでしょうか。
現在、宇宙探査機はスペースデブリなどの危険物を察知すると、まず地球に信号を送ります。信号を受け取った地球側は、危険物を避けて通れる新しいルートを作り、これを宇宙探査機に信号で送ります。しかし、宇宙探査機が地球から遠くなればなるほど、信号の送受信に時間がかかってしまうため、衝突の危険性への反応が遅れてしまい、結果、衝突事故へとつながるのです。
そこで、『RNCP』宇宙開発プログラムは、このような事故を減らすため、イーサリアムに使用されているブロックチェーン技術を、AI(人工知能)やディープラーニング(深層学習)などの技術と組み合わせて宇宙探査機に導入しようとしています。
これらが可能になれば、宇宙探査機は自ら意思決定を行い、安全なコースへの修正を自動化できるようになるのです。そうすれば衝突の危険も回避できるようになり、また、収集したデータの劣化や損失も防げるようになります。
広がるブロックチェーン技術
ブロックチェーン技術は仮想通貨に限らず、一見まったく関係なさそうな宇宙開発にも、多くの可能性を秘めています。ブロックチェーン技術の多様化は日々進んでおり、その技術はいろいろな業界の注目を集めているわけです。
また、今回NASAのような最先端の技術をけん引する組織がブロックチェーンという最新の技術を取り入れた形になります。
“宇宙技術×ブロックチェーン”
今までに見たことのない未来が、すぐそこにまで近づいているのでしょうか。
新しい時代の扉が開きそうですね。