中国行政機関がブロックチェーン格付け(8月)を発表。EOS先月に続き1位。ビットコインは10位と先月よりランクアップ
<この記事(ページ)は 4分で読めます>
中国行政機関であるCCID(中国電子情報産業開発研究所)は、仮想通貨のアプリケーションや技術にもとづいて、今月8月もブロックチェーンネットワークの格付けを発表しました。前回よりも2種類多い33種類の仮想通貨についてランク付けされました。
3ヶ月連続でEOSが首位に
先月同様、CCIDが世界一のブロックチェーンネットワークとして1位に選んだのはEOSでした。Ethereumは前回同様2位、Bitcoinは前回の16位に比べ6位ランクアップし10位に格付けされました。
順位 | 第4回(2018年8月) | 第3回(2018年7月) | 第2回(2018年6月) | 第1回(2018年5月) |
1位 | EOS | EOS | EOS | Ethereum |
2位 | Ethereum | Ethereum | Ethereum | Steem |
3位 | Komodo | Nebulas | NEO | Lisk |
4位 | Nebulas | GXChain | Stellar | Neo |
5位 | NEO | NEO | Lisk | Komodo |
6位 | Stellar | Stellar | Nebulas | Stellar |
7位 | Lisk | Steem | Steem | Cardano |
8位 | GXChain | Lisk | BitShares | IOTA |
9位 | Steem | Waves | Ripple | Monero |
10位 | Bitcoin | Komodo | Qtum | Stratis |
BIitcoinは長年の実績と、市場での最初のブロックチェーンと仮想通貨という地位により、このような結果となったと思われます。また、ビットコインや他の仮想通貨はこの約1か月間、特に大きな技術発展がみられなかったため、Bitcoinのもともと秘めている価値が評価されたと考えられます。IOCプラットホーム機能ももつKomodo(KMD)はトップ10の中で最も大きい7位アップを果たしました。
前途有望な初登場の仮想通貨
NULS(ナルス)は登場にして、21位にランクインしました。NulsはPoC(Poof of Credit)という独自の承認方式を採用しています。契約の自動化や複数のブロックチェーンシステム、複数のブロックチェーンのの合意等も組み込まれる予定で、企業のブロックチェーンの導入を促進するように設計されています。
今回、初登場した通貨はもう一つあります。Tezos(テゾス、XTZ)という仮想通貨で28位にランクインしました。XTZは分散型アプリケーション(dApps)のプラットホームで既存の仮想通貨の弱点を克服するために誕生しました。ネットワーク、取引、合意の3つのプロトコルを独立させ 、新・旧システムに互換性を持たせています。そのため、ハードフォークの必要性がないという利点があります。
評価項目に疑念?仮想通貨ランキング
この格付けは基本技術、応用性、革新性の3つの項目をもとにしています。そのため、実績や安全性などの仮想通貨を評価するにあたって重要な項目がかけており、評価に偏りのあるランキングであるともいえるでしょう。
こちらの記事もおすすめ
参考サイト
‘https://www.ccn.com/chinas-latest-blockchain-rankings-pins-eos-on-top-bitcoin-at-10/’
‘https://coinpost.jp/?p=41914’
‘https://innovation.mufg.jp/detail/id=181’