BitcoinのGenesis Block Day 1月3日にProof of keysの祝いイベント、呼びかけに賛同する声が続々

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先日の日曜日、Twitterで、

「さあみんなで新しいBitcoinのカルチャーを作っていきましょう。Bitcoinの最初のブロック誕生日（Genesis Block Day) のお祝いとして毎年1月3日に、私たちの資産の主権を宣言、いや再宣言するカルチャーを作っていきたいと思います。」

と呼び掛けたのは、Bitcoinの初期プロモーター、投資家であり、ポッドキャストも配信しているTrace Mayer氏です。

彼はコミュニティに向けて、Genesis Block Dayに、取引所やサードパーティのウォレットに預けているBitcoinを、自分で秘密鍵を管理でき、取引承認を行えるソフトウェアに移すように鼓舞しています。

Not your keys; not your bitcoin. 自分のキーじゃないなら、自分のビットコインじゃない

また、Proofofkeys.comというウェブサイトを立ち上げて、イベントの詳細を提供し世界中に拡散しようとしています。

そこには、

「Proof of Keysは普段なら取引所に預けている自分の資産の所有権を主張し、自分でビットコインを所有することで参加できるお祝いです。

毎年1月3日に、ビットコインコミュニティ HODLers of Last Resort はこのお祝いに参加します。

参加者は、有能なHODLers（BTC保有者のこと）であるか否かに関わらず、ブロックチェーンの承認（proof）ですぐにわかることでしょう。Proof of Keys はHODLersによる年次のイベントになります。」

と、このイベントに興味を持つ人ならだれでも参加できるように呼び掛けています。

仮想通貨を保持する多くの人が、一旦プライベートウォレットに保管すると、本当に自分のコインを所有していると実感するものです。

しかし、人々は、怠慢でほったらかしだったり、気づいたときにすぐ取引し易くしやすいように、取引所などサードバーティのサービスによって自分のコインを保管するのです。

それは、運用セキュリティとして優れないばかりか、ビットコインの基本的な信条に違反しているとも言えます。

つまり、そのビットコインはあなたが、あなただけが管理する通貨なのですから。

Bitcoinの初志にもどる

Mayer氏のGenesis Block Dayを祝うキャンペーンは、多くの意味でBitcoinの原点回帰と言えます。

当時、唯一利用できるウォレットはノンカストディアル（非保管）のBitcoin-qtクライアントだけで、コインの保管に頼る取引所はありませんでした。

仮想通貨が価値を増すにつれて仮想通貨をサードパーティのサービスに委託する人々の割合が増えたのも、Bitcoinが持つ多くの皮肉の一つです。

このムーブメントには既にこの1週間ほどで70人以上がウェブサイトを通じて参加希望を送っているようで、中には、有名なニュース番組のキャスターやキャピタル企業の社長などもいるようです。

数百ものTwitterアカウントや、Nick Szabo氏のような著名人のTwitterでもBitcoin10周年の記念と併せて[Jan/3→B key]を付けて支持を表明しています。

最初のブロック承認を祝う儀式でみんなでストレステスト

同じ日に参加者のBTCの移動が起こることで、トランザクションの件数も大きなものになることを考慮すれば、Mayer氏の言葉を借りれば、このイベントは言わば究極のストレステストだと言えます。

（*ストレステスト・・・開発の際にそのシステムがどの程度負荷に耐えられるか確認するテストのこと）

このシンプルなお祝いは、費用としては取引手数料ぐらいしかかかりませんが、所持の証明と、ネットワークコンセンサスを強化するものです。

翌日の1月4日には、Proof of Keysによって得た新たな自信と共に、通常のオペレーションに戻るということです。

このようなイベントが恒例となれば、マーケットにも影響が大きいと思います。
お正月三が日明けの相場が楽しみですね。

参考サイト：
”https://news.bitcoin.com/support-grows-for-bitcoin-proof-of-keys-on-jan-3/”
”https://news.bitcoin.com/trace-mayer-proof-of-keys-genesis-block/”
”https://www.proofofkeys.com/”