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ビットコインは本当に胡散臭いだけなのか?ビットコイン否定派・肯定派の意見を解説!

2018.09.20

<この記事(ページ)は 6分で読めます>

みなさんビットコインと聞いてどのようなイメージをするでしょうか。

「名前は聞いたことあるけれど、仕組みがよくわからない」

「仮想通貨って名前自体怪しい」

「なんとなく胡散臭い」

そのようなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ビットコインが胡散臭いというイメージを持たれてしまう理由を徹底的に解説していきたいと思います。

ビットコインに対するイメージ

ビットコインに対するイメージは人それぞれだと思いますが、あまりビットコインに対する知識がない人からすると、

「ビットコインってなんか怪しい」

「ビットコインは詐欺のようなものだ」

など、マイナスのイメージを抱きやすいものであると思います。

では、なぜビットコインはこのようなイメージを持たれてしまうのでしょうか。

そもそもビットコインってよくわからない

ビットコイン自体は2009年に初めてマイニングされ、運用が開始されました。

歴史としては約10年の月日が流れていますが、多くの人の耳に入るようになったのはここ数年のことだと思います。

そうした経緯からも、ビットコインについてあまりよく知らずに名前ばかり耳にするので、「なんとなく」よく分からない胡散臭い通貨だ、という認識が広がってしまったと考えられます。

ビットコインは実体がない

現金と違い、ビットコインは実際に紙幣や硬貨が発行されているわけではありません。

実体がないものを信用するのは難しいと考える人も多いようです。

しかし、クレジットカードを例に考えてみると、こちらもキャッシュレスという分類に含まれるという点ではビットコインと同じです。

ですので実体がないという観点のみでビットコインを胡散臭いと思うのは、少しナンセンスな考え方ではないかという見方ができると思います。

仮想通貨が胡散臭いと思われる要因

みなさんが抱くビットコインのイメージに対する理由について理解したところで、ビットコインに対する胡散臭いなどというマイナスイメージを与えている要因について、さらに具体的にお話ししていきます。

要因①マウントゴックス事件

ビットコインを一躍世の中に知らしめるとともに、マイナスなイメージを植え付けてしまった事件があります。

皆さんご存知の方がほとんどだと思います、「マウントゴックス事件」です。

2014年当時、世界一のビットコイン取引量を誇っていた取引所ウントゴックスが、ハッカーに約115億円相当のビットコインを盗難され、事実上の経営破綻に至った事件です。

しかし実際には、社長のマルク・カルプレス氏がデータ改ざんを行い、顧客のビットコインを横領していたという疑いが、警察の捜査で判明したのです。

ビットコイン自体のセキュリティの問題ではなく、マウントゴックスという会社に問題のある事件であったものの、このタイミングで知名度を高めたビットコインは、事件とともに胡散臭さや詐欺の原因であるというような印象を抱かれるようになってしまったのです。

要因②ICO詐欺・詐欺コイン

ビットコインをはじめとする仮想通貨のICOは、リスクも高い分大きな儲けを出すことができるため、詐欺の温床になりやすいです。

購入はできるものの上場の予定がなく売却ができないようになっているコイン、ICOの枠を譲ってあげるという誘い話が詐欺につながっているコイン、将来100倍は確実という謳い文句から購入を促す詐欺コインなど、様々な手法でICOに興味のある人を騙そうとしてきます。

このような詐欺が存在することが、ビットコインのマイナスイメージを助長してしまっています。

情報があふれている昨今に、情報リテラシーを養い、正しい情報と誤った詐欺情報を見極める能力は必要不可欠ですね。

ビットコインは胡散臭くない!肯定派の理由

ここまで、ビットコインが胡散臭いと思われてしまう理由・原因についてお話ししてきました。

しかし、本当にビットコインは胡散臭いだけのものなのでしょうか。

そこで、次はビットコインが肯定されている理由や意見について触れていきたいと思います。

ビットコイン肯定派の理由①金融革命の一つとしての一面

ビットコインを支える仕組みの根底にあるブロックチェーンにより、今までの金融業界の仕組みを激変させる可能性が出てきました。

「銀行は今後10年のうちに無くなるだろう」とビル・ゲイツ氏も発言しているように、金融を根本から変革をもたらすのが、ビットコインをはじめとした仮想通貨やその仕組みであるブロックチェーンなのです。

ビットコイン肯定派の理由②ビットコインは発展途上のフィールド

ビットコインは誕生から10年ほど。

まだまだこれから先に伸びていく可能性があるのは当たり前とも考えられますね。

通貨の歴史を辿ると、物々交換に始まり、金や銀、そして現在各国で用いられている円やドルなどの法定通貨まで、様々な変遷を経ています。

法定通貨が誕生した当初は、通貨に対して懐疑的な意見も多かったようです。

そのため、ビットコインに対してのマイナスイメージは、むしろ当たり前の事と捉えても問題ないのではないでしょうか。

ビットコイン肯定派の理由③24時間365日いつでも取引できる(投資的側面)

株式投資やFX投資は取引時間が制限されていますが、ビットコインなどの仮想通貨はいつでも売買取引を行うことができます。

ビットコインを投資目的で購入している人からすると、時間を気にせず取引を行えるメリットは、とても大きいですね。

ビットコインは胡散臭くない!肯定派の意見

最後に、ビットコインに対して肯定的な意見を持っている専門家の見方を知ることで、ビットコインは本当に胡散臭いものなのか、という疑問に答えていきたいと思います。

専門家の意見①:Apple創設者Steve Wozniak

Steve Jobs(スティーブ・ジョブズ)氏とApple社を共同で創設したSteve Wozniak(スティーブ・ウォズニアック)氏が、ビットコインに対して肯定的な意見を述べています。

彼は、TwitterSquareCEOであるJack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏の、「今後10年以内でビットコインがすべての国の単一通貨になるだろう」という発言に共感の意を示しています。

また、Wozniak氏は、ビットコインのみならず、イーサリアムに対して、プラットフォームの力を称し、関心を抱いているとも発言しています。

以上の発言から、ビットコイン及び仮想通貨に対しての将来性と可能性に大きく期待していることがわかります。

専門家の意見②:テスラ社Eron Musk

Tesla社やSpaceX社のCEOであるEron Musk(イーロン・マスク)氏は、仮想通貨をほとんど所持していないことを明らかにしています。

その一方でビットコインの根底にあるシステムに対しては肯定的な見方を示しており、大きな興味を持っているようです。

ビットコインを投資目的で所有することはないとしながらも、ブロックチェーンをはじめとするシステムの将来性については、希望を見出していますね。

まとめ:ビットコインって本当に胡散臭いだけなの?

以上、ビットコインが胡散臭いと思われている理由と、その反対意見としての肯定派の見方についてお話ししてきました。

確かにビットコインが怪しまれてしまう原因や事実はあります。

しかし、そのような理由からビットコインは一概に悪いものだと切り捨ててしまって良いのでしょうか。

第一に、ビットコインは胡散臭いと敬遠せず、まずは勉強してみよう、という姿勢が大事だと思います。

また、ビットコインを投資目的として「儲け」の側面からだけで考えるのではなく、通貨として今後の金融を担っていくものだという認識を持つことや、金融革命とも言われる所以であるビットコインのシステムについて考えることで、ビットコインに対してのイメージは大きく変わっていくのではないでしょうか。

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