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今週の仮想通貨界注目の的は、やはりビットコインETFではないでしょうか。
しかしその期待に反して、日本時間の23日、米国の証券取引委員会(Securities and Exchange Commission:以下SEC)は申請されていた9つのビットコインETFを却下しました。
しかしその後、そのビットコインETFに急展開がありました。
SEC、却下したビットコインETF申請を再調査へ
現地時間22日、市場操作や詐欺への対策が不十分である、との理由でSECは申請されていたビットコインETFを却下しました。
しかし発表から一転、昨晩急展開がありました。
SECが却下したビットコインETFを再調査する動きを見せたのです。
混乱した状況を、少し整理しながら追って見ましょう。
そもそもビットコインETFってなに?ビットコインETFについてもっと知りたい、復習したい方はこちらから
今週の動き
2018年8月22日(現地時間)、SECは提出されていた9つのビットコインETF申請を却下しました。
今回ビットコインETF申請をしたのは、Proshares・GraniteShares・Direxionの3社で、計9つのビットコインETFが申請されていました。
この決定は、ビットコイン価格にも影響がありました。
このニュースと価格については、以下の記事で詳しく取り上げています。
SEC、ビットコインETFを再検討
このような状況に飛び込んできたのが、「SECが却下したビットコインETFを再調査する」というニュースです。
発端は、SECのHester Peirce氏のツイートです。
ツイートからは、
・委員会がいくつかの業務をスタッフに委任したこと
・スタッフがこのように委任された場合、委員会はスタッフの行動を再調査する可能性があること
が分かります。
また、SECの秘書課Brent Fields氏はニューヨーク証券取引所グループとCBOE宛に手紙を書いています。
Fields氏は手紙で、今回却下した3社のビットコインETF申請に関して、「委員会の規定に従い業務を委任し、委員会はそれを再調査すること」を伝え、委員会は適切な措置を取ると知らせています。
以下3つの手紙のうち1つ:
委員会の上級職員が再調査を行うとのことですが、現時点では再調査の具体的な時期については明らかになっていません。
SEC(米国証券取引委員会)、却下したビットコインETFを再調査へ、まとめ
またも却下かと落胆した方もいるかもしれませんが、まだ完全に諦めるのは早いようです。
一度下した決定を覆す異例とも言える今回の再調査ですが、仮想通貨市場拡大に伴い、金融機関や中央機関の中でも議論が白熱している様子です。
ビットコインETFは投資家参入の大きな鍵となり得ます。
ビットコイン価格に与える影響も大変大きいので、今後もしっかりと動きをチェックしましょう。
参考サイト:
“https://www.coindesk.com/sec-says-it-will-review-bitcoin-etf-rejections/”
“https://coinmarketcap.com”