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いよいよ来年5月に迫ったビットコインの半減期。
2016年に起こった前回の半減期では直前に価格が300ドル(約3万円)以上上昇しました。
「半減期」を知らない方から、「半減期」で儲けたいと思う方までを対象に、今回の記事では半減期とその影響について解説していきます。
半減期とは
半減期とはマイニング(採掘)によって得られる新規発行のビットコインの量が半分に減ってしまうタイミングのことです。
半減期は約4年に1度起こり、その度にマイニングにより得られる報酬が半分となります。
この半減期は「ビットコインのブロックが21万個生成されたとき」と定義されています。そしてビットコインのブロックはおよそ10分で1つ生成される仕組みなので、「約10分×21万=約4年」と予測することができます。
既に2012年と2016年に半減期が訪れているため、次の半減期が4年後の2020年となります。
過去の半減期
半減期は過去に2回ありました。来年訪れる3回目の前に過去の半減期をみていきます。
2012年の半減期
これによりマイニング報酬は50BTCから25BTCとなりました。
しかし画像からも分かる通り半減期の前後でビットコイン価格はほぼ動かず、特別な変化はありませんでした。
当時価格が動かなかった原因としては、ビットコイン自体の認知度が高くなく、また取引量も少なかったことがあげられています。
2016年の半減期
2012年の半減期に比較して価格に変化が起こっていることが分かります。
2016年ではビットコインの認知度も高まり、取引も活発に行われていたので変化があったのだと考えられます。
この際、マイニング報酬は25BTCから12.5BTCに変化しました。
値動きを詳しく見ると、半減期の約2か月前5月から価格は上昇し始め、直前の6月に下落しています。
これは半減期によってビットコインの発行量が半減する前に通貨を買っておこうという投資家が多いために引き起こされたと考えられます。
しかし上昇前の価格に比べると半減期後の価格は上昇していることが分かります。
次回の半減期
次回の半減期は2020年5月頃と言われています。
そしてこの半減期によりマイニング報酬は12.5BTCから6.25BTCとなります。
2度目の半減期ではその前に上昇し、直前で下落していました。
このことから次回においても2か月程前から直前にかけて価格変動が起こるのではないかと考えられます。
半減期による価格への影響
半減期を迎えるとビットコインの発行量は半減するため、取引市場への供給が遅くなり価格が騰貴していくという予測が多いです。
しかしこの半減期で利益を得るためにビットコインを手放す投資家も多いため、価格が一時的に落ちてしまう可能性もあります。
まとめ
ビットコインの半減期とは約4年に一度訪れるマイニング報酬が半減するタイミングのことです。
次回の半減期まで1年を切っていますが、過去の半減期を見ていくと次回の半減期では価格上昇が起こる可能性が高いといえます。ですが、直前の価格変動もあると考えられます。
この記事を読んでくださった皆様も半減期に注目して取引をしてみてはどうでしょうか。