カナダ、カルガリー市、カナダ初の公的デジタル通貨をローンチ
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カナダの西部に位置するアルバータ州のカルガリー市はこの程、独自の公的仮想通貨「カルガリー・デジタル・ドル」をローンチした、と地元メディアのグローバル・ニュースが7日報道しました。
カナダ初となる今回の取り組みは、カルガリー市と中小企業や非営利団体などとの連携を強化し、地域経済活性化を狙ったものだそうです。
新仮想通貨をアルバータ州が全面的支援
アルバータ州のJoe Ceci財務大臣が7日、新通貨を発表すると同時にスマートフォンのアプリを使用してコーヒーを購入し、その使いやすさをアピールしたとのことです。
アプリにはカルガリー・ドルでの支払いを受け入れる店舗やレストランなどが掲載され、市民はそのアプリを通して市内交通機関を利用したり、買い物や食事ができる他、非営利団体への寄付もできるとのことです。
地元の事業主は全体の費用の1割から全額をカルガリー・ドルで受けいることを選択でき、カルガリー市へ支払う営業免許費用も半分までは新通貨を使用できるそうです。
Ceci大臣は「アルバータ州はカルガリー・ドルを全面的に支援する」と述べ、地元経済の活性化につながる取り組みを歓迎しました。
モンゴル、ドバイ、タイなども独自公的仮想通貨を検討
今回の取り組みについて報道した仮想通貨ニュースサイトのコイン・テレグラフによると、他の国でも公的仮想通貨の使用が検討されているそうです。
モンゴルでは、国内最大の通信会社が「キャンディー(Candy)」という仮想通貨の発行を計画しており、中東のドバイでは政府がブロックチェーン決済会社と提携をし、近く国内での商品やサービスの支払いに仮想通貨が使用できるようになるとのことです。
また、タイの中央銀行も、R3のCordaのプラットフォームを使用する業務用仮想通貨を企画しているとのことです。
参考サイト:
“https://globalnews.ca/news/4740778/alberta-finance-calgary-digital-dollars-small-businesses/”
“https://cointelegraph.com/news/canadian-city-of-calgary-launches-local-digital-currency-for-intracity-transactions”