<この記事(ページ)は 6分で読めます>
最近時価総額ランキングで常に上位20位前後に見かける「Zilliqa(ZIL)」をご存知ですか?
去年公開されたばかりで、ここ2ヶ月ほど安定した価格の上昇を見せている注目のコインです。
そんなZilliqaがどのようなコインなのか、その特徴や仕組み、また購入方法や将来性まで見ていきたいと思います!
仮想通貨ジリカ / Zilliqa(ZIL)とは?
基本情報
ホワイトペーパーリリース日 | 2017年8月 |
上場開始日 | 2018年1月 |
総発行枚数 | 12,600,000,000枚(126億枚) |
時価総額(2018年5月17日現在) | $1,088,183,889 |
時価総額ランキング(2018年5月17日現在) | 25位 |
CEO | Xinshu Dong(シンガポール出身) |
公式サイト | https://www.zilliqa.com/ |
仮想通貨ジリカ / Zilliqa(ZIL)の特徴
送金速度の速さ
ビットコイン | リップル | Zilliqa | キャッシュカード |
7件/秒 | 1500件/秒 | 2488件/秒 | 4000〜6000件/秒 |
Zilliqaの最大の特徴は、「送金スピード」です。
ビットコインをはじめ、様々な仮想通貨が直面している問題が「送金スピードの遅さ」です。
ブロックチェーンにはブロックサイズの制限があるため、ビットコインのように取引量が多いコインだと送金に時間がかかってしまいます。
このことを「スケーラビリティ問題」と言います。
Zilliqaは、「シャーディング」という技術を用いて(次のセクションで説明します)この問題を解決することに成功しました。
これにより、Zeillqaは日常生活でも利用できるような、実用性の高いコインにになっています。
仮想通貨ジリカ / Zilliqa(ZIL)の仕組み
①シャーディング
ビットコインをはじめとする多くの仮想通貨は、全てのノードが全ての取引の処理するため、同じ計算を行なっています。
一方、Zilliqaでは、ブロックチェーンネットワークを幾つかのグループ(ここでは「シャード」と呼びます)に分け、「並列処理」を可能にしています。
この仕組みを「シャーディング」と言います。
同時進行で複数のシャードが取引を処理していくことができるため、送金時間が大幅に短縮されます。
この「シャーディング」技術は、イーサリアムでの導入も検討され、注目を浴びています。
②データフロースマートコントラクト
「スマートコントラクト」とは、ブロックチェーン上にアプリケーションを構築することを可能にした、イーサリアムが初めて実現させたプログラムです。
しかし、イーサリアムでは全てのノードが同じ計算を行なっているため、この「スマートコントラクト」は、シャードごとに異なる計算を行なっているZilliqaには適用できません。
そこで、Zilliqaはデータフロープログラミングを模範とした「データフロースマートコントラクト」を開発しました。
これにより、複数の命令を一度に実行することができ、シャーディング技術を可能にしています。
仮想通貨ジリカ / Zilliqa(ZIL)の価格・相場・特徴
現在のジリカの価格と時価総額は以下のようになっています。
ジリカの過去の値動きのチャートは以下のようになっています。
A | 2018/01/26 | 上場開始日 | 1ZIL = $0.149 |
B | 2018/03/09 | 最安値 | 1ZIL = $0.032 |
C | 2018/05/10 | 最高値 | 1ZIL = $0.218 |
D | 2018/05/17 | 現在 | 1ZIL = $0.149 |
仮想通貨ジリカ / Zilliqa(ZIL)が購入できる取引所・販売所
ジリカを取り扱う取引所にはBinance(バイナンス)、Upbit、Huobiなどがありますが、この中で最もおすすめなのは「Binance」です。
香港に本社を置くBinanceは、利用者数も世界で一番と言われている、世界最大の取引所です。
その人気の理由として、以下の二つの理由が挙げられます。
- 手数料が0.1%(Binanceが発行する通貨、BNBで支払うと手数料は0.05%)
- 対応コインが100種類超え
また、Zilliqaの取引量が最も高く流動性が高いため、Zilliqaを購入する際はBinanceを利用すると良いでしょう。
仮想通貨ジリカ / Zilliqa(ZIL)を保管できるウォレット
ジリカ(Zilliqa)を保管できるウォレットには以下のようなものがあります。
名前 | 種類 |
MyEtherWallet | デスクトップウォレット
モバイルウォレット |
Metamask | デスクトップウォレット |
Ledger Nano S | ハードウェアウォレット |
Trezor | ハードウェアウォレット |
MyEtherWallet+Ledger Nano S / Trezor が一番おすすめ
MyEtherWalletは、ハードウェアウォレットのLedger Nano S と Trezorと連携しています。
なので、安全性を重視している方は、MyEtherWalletとハードウェアウォレットを一緒に使用することをお勧めします。
仮想通貨ジリカ / Zilliqa(ZIL)の今後・将来性
現在仮想通貨において問題視されている「送金時間」を大幅に短縮したZilliqaは、今後日用品の決済などに使用するなど、実用化が期待されているコインです。
そんなZilliqaの今後の価格を、海外の価格予想会社は以下のように想定しています。
予想会社 | 1年後の予想 | 5年後の予想 |
Coinliker | 1ZIL = $7.43 | 1ZIL = $16.09 |
Wallet Investor | 1ZIL = $0.40 | 1ZIL = $1.12 |
Trading Beasts | 1ZIL = $0.89 | – |
CoinMarketCap | 2018年末
1ZIL = $3.2 |
2019年末
1ZIL = $15.03 |
まとめ
上場してからまだ半年も経っていない今、Zilliqaはすでに時価総額ランキング25位と、好調なスタートを切っています。
実用化が認められ、日用品の決済にも使用されるようになれば、さらにZilliqaは注目を浴びることになるでしょう。
今後のZilliqaの進展が楽しみですね。