Bakktの現物決済のビットコイン先物は12月に取引開始
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仮想通貨プラットフォームのBakktは22日、現物決済のビットコイン先物取引を12月12日に開始すると発表しました。
Bakktとは?
Bakktは、ニューヨーク証券取引所親会社インターコンチネンタル取引所(ICE)が母体となり、今年8月に設立され、マイクロソフト、スターバックス、ボストンコンサルティングなどと共同で開発している仮想通貨取引所です。
Bakktはビットコインなどの仮想通貨をUSDに替えて自店舗でクレジットカードのように利用することができるサービスであり、ビットコインの実用性が高まるとして注目されています。
ビットコイン現物決済の先物の特徴
ビットコイン現物決済の先物とは、投資家が先物の受け渡し日に現物、つまりビットコインを受け取る金融商品です。
Bakktの発表によると、先物取引の裏付けとなるビットコインはICEのデジタル・アセット・ウェアハウスで保管されるとのことです。
また、先物は「ICE Clear US,Inc」(ICEの自社のクリア・ハウス)によって精算され、レバレッジを掛けた証拠金取引は行わないことが特徴とされています。
現金で受け取るシカゴオプション取引所(CBOE)とシカゴ先物市場(CME)のビットコイン先物とは異なる特徴を持っています。
Bakktのビットコイン決済の先物は、ビットコインETFの重要度を上回るとの専門家の見方もあります。
ビットコインETFに期待されている機関投資家の参入促進の役割を、Bakktが代わりに担うことができるという見解がその理由のようです。
CFTCの承認後、正式運用開始
Bakktは、内部ルールに関する承認を得た上で11月に取引所のテストと訓練プログラムを実施する予定です。
米国商品先物取引委員会(CFTC)の承認が下り次第、12月に正式に運用を開始するとのことです。
ビットコイン決済の先物は、ビットコインETFを上回るほどの重要な役割を担う可能性があるとのことで、12月のサービス開始に期待が高まります。
参考サイト:
“https://www.theice.com/publicdocs/futures_us/exchange_notices/ICE_Futures_US-Notice_BitcoinLaunch102218.pdf”
“https://coinpost.jp/?p=52294”
“https://jp.cointelegraph.com/news/interview-with-tom-lee-of-fundstat-about-the-impact-of-ice-secs-delay-on-bitcoin-etf-etc”