ロンドンの仮想通貨デリバティブ取引所Crypto Facilities、世界初の永久先物取引を発表
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ロンドンに拠点を置く、Crypto FacilitiesはBitMEXやDeribitと競って仮想通貨のデリバティブ商品を扱っています。そのCrypto Facilitiesが、複数の永久先物(perpetural futures)を発表しました。
Twitterで先月末に発表されたところによると、
XBT(BTC)/USDペア、世界初となるETH、BCH、XRP、LTCのそれぞれUSDペア、およびXRP/XBT(BTC) のペアで永久先物を開始したとのことです。
仮想通貨デリバティブ商品ブームで各社せめぎあい
「永久先物」とはデリバティブ商品で、従来の先物取引とよく似ています。
しかし、有効期限も決済日も無期限という点、基礎となる参照インデックス価格に近い取引をする、という点で異なります。
この発表前に、CryptoFacilitiesが提供するのはそれぞれXBT(BTC)*,ETH,LTC,BCH,XRPのUSDペア、およびXRP/XBT(BTC) ペアのStandard(標準先物)、Monthly(限月先物)、Quarterly(四半期限月先物)の3種類でした。*XBTは日本ではBTCと表記される
昨今の先物ブームでCrypto FacilitiesがBitMEXやDerbitに対抗したのですが、これらの競合2社はすでに永久先物をBTC/USDで提供していました。
BitMEXは2016年5月に既に永久先物BTC/USDをレバレッジ・スワップ商品で開始していました。
Twitterの発表では、Crypto Facilitiesが世界初の永久先物をETH/USDで開始、とありますが、実際はBitMEXが先で今年8月2日に開始しています。
ただ、BitMEXと異なるのは、
・BTCだけでなく、ETH、LTC、XRP、BCHを担保にできる点
・XRP/XBT(BTC)はバニラオプション、その他のペアにはインバース型がある点
・4時間ごと計6回の自動巡回での決済プロセス。インデックスにスポット値を固定するため資金を適用
などです。以下、同社websiteから先物取引の仕様ページを引用。
Twitterによれば、XBT(BTC)/USDの永久先物は同じペアの先物取引と同様に好評を得て大きなシェアを占めているようです。
参考サイト:
”https://www.cryptoglobe.com/latest/2018/09/the-worlds-first-perpetual-bch-usd-eth-usd-xrp-usd-ltc-usd-and-xrp-xbt-futures-contracts/”
”https://www.cryptofacilities.com/trading/market”
”https://www.bitmex.com/”
”https://www.deribit.com/”