毎日更新!ビットコインはもちろん、暗号資産のことがよくわかる情報サイト

Trading View(トレーディングビュー)のアラート設定で通知する

2019.05.11
Trading View(トレーディングビュー)のアラート設定で通知する

<この記事(ページ)は 7分で読めます>

Trading Viewにはアラート機能があります。アラート機能とは「ある価格を上抜けたら」、「短期移動平均線が中期移動平均線を下抜けたら」「描画したトレンドラインを上抜けたら」といった事前に設定した条件を満たした場合に、通知を受け取るものです。
Trading View(トレーディングビュー)の契約プランによる違いに触れた後にアラートを設定する操作方法について説明していきます。

Trading View(トレーディングビュー)の契約プランによる違い

契約プランによって、設定できるアラートの数や可能な通知方法、アラートの有効期間が異なります。基本的には設定できるアラートの数には制限があり、プランのグレードが上がるごとに上限が増えるということさえ押さえておけばよいでしょう。

契約プラン 設定できるアラートの数 SMSでの送信 アラート有効期間
無料 1 × 2か月
PRO 10 × 2か月
PRO+ 30 × 2か月
PREMIUM 200 無期限

 

アラート設定方法

アラート設定準備

詳しくは後述しますが、アラート通知を受け取る方法として、

  • ポップアップ表示
  • サウンドを鳴らす
  • Eメールを送付
  • EメールからSMSへの送信
  • SMS送信(PREMIUMプランのみ)
  • アプリに通知

があります。EメールやSMSを用いる場合、事前にメールアドレスや電話番号の登録が必要になります。メールアドレスや電話番号の登録はTrading Viewの[ホーム]画面右上にある自分のアカウントをクリック→[プロフィール設定]→個人情報詳細の部分で設定できます。

 

トレーディングビューのプロフィール設定

 

トレーディングビューのプロフィール詳細設定

 

「Eメール」にはデフォルトで登録時のアドレスが入っています。サインイン時にメールアドレスを使用している場合、「Eメール」のアドレスを変更するとサインインするためのアドレスも変更されてしまうことに注意してください。

「電話」の追加をクリックして電話番号認証を行うことで、電話番号を登録することができます。

「SMSメール」には、Eメールを携帯のショートメッセージへと変換し送信できるメールアドレスを登録することができます。ややこしいですが、基本的にはauやDoCoMoなどのキャリアメールを登録することができると思えばよいです。ただし、残念ながらSoftbankのキャリアメールは登録することができません。主に日本で使われている、対応アドレスは表の通りです。

提供会社 メールアドレスの形式
AU by KDDI ##########ezweb.ne.jp
NTT DoCoMo ##########docomo.ne.jp
Vodafone Chuugoku/Western ##########n.vodafone.ne.jp
Vodafone Hokkaido ##########d.vodafone.ne.jp
Vodafone Hokuriko/Central North ##########r.vodafone.ne.jp
Vodafone Kansai/West,Osaka ##########k.vodafone.ne.jp
Vodafone Kanto/Koushin/East,Tokyo ##########t.vodafone.ne.jp
Vodafone Kyuushu/Okinawa ##########q.vodafone.ne.jp
Vodafone Shikoku ##########s.vodafone.ne.jp
Vodafone Touhoku/Niigata/North ##########h.vodafone.ne.jp
Vodafone Toukai/Central ##########c.vodafone.ne.jp
Willcom ##########pdx.ne.jp
Willcom di ##########di.pdx.ne.jp
Willcom dj ##########dj.pdx.ne.jp
Willcom dk ##########dk.pdx.ne.jp

 

主に海外で使われている、対応可能なメールアドレスについて知りたいかたは以下を参考にしてください。
SMS Email Gateway List

価格水準に対して設定する場合

価格に対してアラートを設定する場合、チャート画面の右端にある価格のプラスマークをクリックします。するとクリックした価格を交差したときにアラートが通知されます。

価格に対してアラートを設定する場合、チャート画面の右端にある価格のプラスマークをクリック

またチャート上で右クリックしたときに表示されるメニューの[アラートを追加]からも価格に対してアラートを設定することができます。

描画ラインに対して設定する場合

作成した描画ラインを選択したときに表れるツールバーのアラームマークをクリックすることで、描画ラインに対してアラートを設定することができます。アラートを設定した後に、描画ラインを変更した場合、アラートの設定それに合わせても自動的に変更されます。

トレーディングビューで描画ラインに対してアラートを設定

インジケーターに対して設定する場合

インジケーターに対してアラートを設定する場合、インジケーターを右クリックして表示されるメニューの[アラートを追加]から行うことができます。なお、アラートを設定した後に、インジケーターのパラメータを変更しても、アラートは古いパラメータのままなので気を付けてください。

トレーディングビューでインジケーターに対してアラートを設定

アラートの詳細設定

上記のように描画ラインやインジケーターにアラートを設定しようとした場合やチャート上で右クリックすることで、図のようなアラート作成画面が表示されます。

トレーディングビューのアラート詳細設定画面

アラート設定画面では、[条件]、[設定]、[期限時間]、[アラートアクション]、[アラートメッセージ]の項目があります。特に重要となるのは、[条件]です。交差したとき、上抜けたとき、〇%下抜けたときなどの詳細な条件を設定できます。また、ここで何に対してアラートを設定するのかあらためて決めることができます。

[アラートアクション]で通知方法を設定することができます。上記の設定準備でメールアドレスや電話番号を登録したかと思いますので、好みの通知方法を選びましょう。

作成したアラートの管理

アラート管理ウインドウ

作成したアラートはチャート画面右端にあるツールバーから管理することができます。

トレーディングビューのアラート管理画面

上段の「アラート管理」に作成したアラートの一覧が表示され、下段の「アラートログ」にアラートの通知履歴が表示されます。「アラート管理」の各アラートの左に表示されている点の色はアラートの状態を表しています。

点の色 アラートの状態
緑色 稼働中。
黄色 アラートの通知を「一回限り」の設定にして、アラートの通知が終わったもの。動作停止状態。
赤色 手動で停止したり、有効期限が切れたりしたもの。動作停止状態。

 

アラートの停止と再通知設定

アラート管理ウインドウでアラートにカーソルを合わせると図のように、稼働中ならば停止ボタンが、動作停止中なら再スタートボタンが表示されます。クリックすることで動作を停止したり再スタートさせたりすることができます。

 

トレーディングビューのアラートの停止と再スタート

アラート設定の編集・削除

作成したアラートを編集したい場合は、カーソルを合わせると表れる編集ボタンをクリックします。アラートの詳細設定で紹介したのと同様の画面が表れるので、同じように編集できます。
また、編集ボタンの右隣に削除ボタンがあるのでここから削除することができます。

 

トレーディングビューのアラートの編集と削除

アラート表示の絞り込み

アラート画面の右上にメニューがあり、こちらからアラートの絞り込みやアラートの一括操作を行うことができます。

 

アラート表示の絞り込み方法

メニュー できること
現在のシンボルに対してのみ チェックを入れると、左のチャート画面に表示されている銘柄に設定されたアラートのみを表示する。
現在の時間足に対してのみ チェックを入れると、左のチャート画面に表示されている時間足に設定されたアラートのみを表示する。
非アクティブを隠す チェックを入れると、すべての停止中のアラートを非表示にする。
中止されているアラートを再起動する すべての停止中のアラートを再稼働させる。
すべてのアラートを停止 すべてのアラートを停止する。
利用されていないものをすべて削除 停止中のアラートをすべて削除する。
すべて削除 すべてのアラートを削除する。

 

アラート通知履歴の確認

下段の[アラートログ]には通知されたアラートの履歴が表示されます。[アラートログ]のアラートの上で右クリックすることで、表示される[ログのクリア]からアラートの通知履歴をすべて削除することができます。

トレーディングビューのアラートログ

まとめ

Trading View(トレーディングビュー)のアラートの設定方法と管理方法について説明しました。アラート機能を使うことでチャートに張り付く必要がなくなり、またトレードチャンスを逃さないようになります。ぜひ活用してみてください。

関連記事

この記事のタグ