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ビットコインマイニングメーカーの香港上場計画に不安の声

2018.08.30
中国大手マイニングメーカー 3社 香港 上場計画

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仮想通貨市場が下落を辿りマイニングマシンの需要が減少しているにもかかわらず、中国の3大マイニングマシンメーカーが数千億円の資金調達を目的としたIPOを香港で計画中であることに対し、不安の声が上がっています。

仮想通貨マイニングマシンの需要は低迷

米国半導体メーカーNvidia Corp社は今月16日、第2四半期の仮想通貨マイナーの総合収益が第2四半期で約20億円であったことを発表しました。
アナリスト分析では約111億円と予想されていたそうですが、これをはるかに下回る結果となり、仮想通貨マイニングマシンの需要が低迷していると結論付けられています。
同社の最高財務責任者であるColette Kress氏は、
「中国の3大ビットコインマイニングメーカーBitmain、Canaan Inc、Ebang Ebang International Holdingsの香港上場を懸念しています。」
と、発言。
下半期の結果に関しても収益貢献に改善は見られないであろう、と悲観的なイメージを抱いています。

仮想通貨市場とマイニングマシンの需要は比例

金融サービスコンサルタントQuinlan & Associates社のCEOであるBenjamin Quinlan氏はマイニングマシンの需要に関して、
「ビットコインの価格は年始から大幅に下落しているため、投資家のマイニングメーカーへの関心にひどく影響する可能性が高いです。
また、ビットコイン価格のピークからの下落具合とマイニングしている人々の減少数が一致していません。」
と、鋭い指摘を示しました。

同業者のKapronssia社のコンサルタントであるWang Leilei氏も、
「ビットコインの価格が下がればマイニングの収益性が減り、マイニングチップもマイニングマシンも需要がなくなってしまいます。」
と、述べました。

大手3社の上場計画に不安の声

これ受けてメディア側も、上記3社に対し、仮想通貨の下落状況がメーカーに対する投資家の信頼に影響してしまうのではないかと考えているようです。
また、IPOをよく知る投資家からも今回の上場計画に対する不安の声が上がっています。
ですが、Cannan社やEbang社は、自社の技術を他の最先端分野にも応用する可能性を強調していることから、転んでもただでは起きない姿勢が垣間見えます。

参考サイト
”https://cryptovest.com/news/crypto-mining-equipment-makers-hope-to-raise-billions-in-hong-kong-ipos/”
”https://www.financialexpress.com/market/billion-dollar-ipos-chinese-bitcoin-mining-equipment-makers-aim-hong-kong-stock-market-to-raise-money/1293408/”
”http://koreajoongangdaily.joins.com/news/article/Article.aspx?aid=3052434”
”https://www.reuters.com/article/us-crypto-currencies-ipo/chinese-bitcoin-mining-rig-makers-aim-to-raise-billions-in-hk-ipos-idUSKCN1LC0EL”

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