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バイナンス WeChatとAlipayでのビットコイン購入をサポート

2019.10.10
バイナンスがインド市場参入へ

<この記事(ページ)は 3分で読めます>

大手仮想通貨取引所のバイナンスは、メッセージアプリのWeChatとAlipayからのビットコインの購入をサポートすると発表しました。

これによって中国国内のユーザーにとってビットコイン購入の際のオプションが2つ増えたことになります。

人民元と仮想通貨のP2P取引

現在はAndroidユーザー向けのテスト段階であり、最終的にはiOSとWebでも展開する予定であるとのことです。

バイナンスは、2017年に中国の中央銀行である人民銀行から正式に仮想通貨取引を禁止されています。
ところが、中国国民はP2P(peer to peer)プラットフォームや、OTC(店頭取引)サービスを介して、いまだにビットコインを購入することが可能な状況です。

例えば、HuobiやOKExなどでは人民元とBTC/USDTの換金をP2PのOTC取引を装って実行することができます。

今回の発表により、バイナンスはP2P取引市場に参入を果たすことになりました。
中国ユーザーは、ビットコインだけでなくイーサリアムやテザーなどのステーブルコインをP2P取引サービスで購入することができるようになります。

バイナンスの広報担当者は次のように述べています。

「技術的にはバイナンスのP2P取引プラットフォーム自体はWeChatとAlipayの決済に統合されるわけではありません。
しかし、プラットフォーム上の売り手や買い手は、WeChatとAlipayでの仮想通貨取引を利用することができるのです。」

「バイナンスはプラットフォームを介して、小売業者と個人ユーザーの両方が自由に取引できるOTC取引への入り口を提供したにすぎません。」

また、セキュリティに関してはAlipayの広報担当者は次のように述べています。

「Alipayは、OTC取引を集中的にモニタリングし、イレギュラーな行動を検知したり規制やコンプライアンスを遵守しているかを常に確認しています。
もし何か、ビットコインやその他の仮想通貨に関する取引に違法性を検知した場合は、即座にそれに関わる一切の取引を停止します。」

今後もグローバル展開を推し進める方針

バイナンスは、法定通貨と仮想通貨の取引の拡大に努めてきました。
さらに最近では、米国やシンガポール、ウガンダ、英国などで独立した自主規制組織を立ち上げています。

また、さらに法定通貨と仮想通貨の取引をアルゼンチン、バミューダ、トルコなどでも広く展開する計画であるとしています。

参考サイト:
”https://www.theblockcrypto.com/post/42606/binance-to-support-wechat-and-alipay-for-buying-bitcoin-in-china”
”https://www.coindesk.com/binance-now-accepting-fiat-through-alipay-wechat”

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