ビットコインついに1万ドルの大台に到達
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ビットコインは、2月8日に1万ドルの大台を突破しました。
昨年10月末以来の回復ぶりを見せました。
2017年の過去最高額の半値水準まで回復したことになります。
ビットコインが1万ドルを突破したのは、中国の習近平国家主席がブロックチェーン革新を本格的に開始するといった発言のあった昨年10月26日以来です。
出典:https://jp.tradingview.com/symbols/BTCUSD/
1万ドル突破は始まりにすぎない?
多くの専門家らは、1万ドル突破はさらなるビットコイン高騰の始まりに過ぎないと強気予想を強調しています。
モーガン・クリーク・デジタルの共同設立者であるアンソニー・ポンプリアーノ氏は、2021年末までにビットコインの限定的な供給に対する需要の高まりを要因として、10万ドルに到達するだろうと指摘しています。
「ビットコインは2021年12月末までに10万ドルに達すると考えられます。固定された供給量に対して需要が拡大する。時間が教えてくれるだろう。」
また、著名アナリストのウィリー・ウー氏も今回の1万ドル突破は重要な通過点になるとしています。
「このブレイクアウトは、本物である。この1万ドル突破が、ファンダメンタルな積極投資を後押しするだろう。」
これまで弱気予想を展開していたBitMEXの共同設立者のアーサー・ヘイズ氏もまた、今後のビットコイン価格については強気予想のコメントをしています。
「私を止められるものは何もない。上昇を続け、ゆっくり着実にレースに勝利しよう。ビットコイン2万ドルへの階段を登ろう!」
限定的供給量 5月の半減期が高騰の大きな要因となる
マイニングできるビットコインの総数量は2100BTCと決まっており、すでに1800万BTCが採掘されています。
今年5月に予定されている半減期によってビットコインの供給量はさらに年率で1.7%で減少します。
ビットコインはこれまで多くの場面で金と比較されてきました。
デジタル手段を経由して金と同様に”採掘”されることや、また供給量限定されていることなどがその理由です。
2010年から、ビットコインは大きなボラティリティ見せており、一般的には投機的資産と称されてきました。
しかし、年初の米国とイランの緊張が高まった時には、有事の際の安全資産としてビットコインが意識されました。
今後は長期的にはビットコインは「デジタルゴールド」としての需要が確立されていくだろうという見方もあります。