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ビットコイン 2017年第4四半期以来の上昇ぶり

2019.04.02
ビットコイン、2017年第4四半期以来の上昇ぶり

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ビットコインは、2019年の最初の3ヶ月で2桁の上昇率を見せました。
これは2017年第4四半期以来の上昇ぶりです。

4月1日のビットコイン価格は、4096ドルで終えています。
ビットスタンプのデータによると、これは1月の取引開始価格3693ドルから、10.91%の上昇率となります。

今回、ビットコインは2017年の最終四半期に記録した上昇率220.84%以来、初の2桁の上昇率を記録しました。
当時は、ビットコイン先物の米国大手取引所への上場が、機関投資家からの投資を引き出すのではとの期待感から市場が急上昇しました。
しかし、その期待は実現せず2018年には上昇率は73.39%に下落しました。

2019 Q1
直近の2桁上昇率は長引く下落相場の後に起きていますが、2015年の急高騰の前に起きた底を打つパターンに値動きが似ていることから、通常の反発とは何かが異なる部分があるようです。

さらに、毎月の価格動向をよく見ると仮想通貨市場がゆっくりと下落相場から上昇相場へ移行していることを示していることがわかります。

2019年第一四半期

1月、ビットコインは7.95%下落しましたが、月間の高値と安値は前月の取引レンジの範囲内でした。

2月と3月にはビットコインは、下落相場で2月第1週は3300ドル付近でしたが、2月24日に4190ドルに急上昇しました。

このような4000ドルを超える上昇は、短期的で2月末には3600ドルまで再び下落しました。
ビットコインは同様に30日移動平均線に沿って複数回の上昇と下落を繰り返し3月末には4100ドルまで戻しました。

下落相場の材料出尽くしか

下落相場での材料出尽くし感が上昇の流れを加速させ、ビットコインは昨年12月の最高値である4236ドルを超えてブレイクしたのです。

歴史的に見るとこのような4236ドルを上回るようなブレイクはたった数ヶ月では起きていません。

注目すべきは、2015年10月に起きた上昇相場へのブレイクは9ヶ月のもみ合いの期間を経て起きているということです。

しかし、短期的に見るとレジスタンスラインは上昇サイドに現れ始めています。
ビットスタンプによると仮想通貨は、動向の手法が変わりつつあるといいます。
直近24時間では、0.82%上昇し4122ドルで推移しています。

週足と日足チャート

日足、週足チャート

左上の週足チャートで見ると、ビットコインは先週、5週と10週移動平均線(MAs)を上回っており、上昇トレンドを強めています。

右上の日足チャートで見ると、ビットコインは3月25日に30日移動平均線に沿って上昇相場を形成し、金曜日には4055ドルに迫っています。

5日移動平均線と10日移動平均線の上昇方向への傾斜により、さらに上昇トレンドが強まっています。
また、50日移動平均線と100日移動平均線が交差し、その後長い足を持つdojiろうそくが形成されていることも上昇トレンドが強まっている証しと見ることができます。

つまり、ビットコインは2月24日の最高値4190ドルを試している状況と言えます。

4130ドルを超え損なえば、上昇トレンドは弱まり30日移動平均線、現在の3938ドル付近へと引き返す可能性もあります。

参考サイト:
”https://www.coindesk.com/bitcoin-price-posts-biggest-quarterly-gain-since-late-2017”

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