“BlockUpload”ビットコインキャッシュ(BCH)でファイルアップロード
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先週4月7日、通称DeswurstesまたはMcccsという開発者は、過去8か月にわたって取り組んでいる新しいプロジェクトで、デスクトップ上でBCHブロックチェーンにファイルをストレージできるプラットフォームを開発したと発表しました。
Bitcoin Cash Chainに1MBまでのファイルアップロードを可能に
ブロックチェーンのストレージ問題に有効な解決策であった、ハッシング技術やピアツーピア(P2P)ネットワークを介してファイル転送を可能にする仕組み、インタープラネタリーファイルシステム(IPFS)を使わなくてもアップロードできるところや、アップロードできるファイルサイズがBitcoinFileよりも大きいところが特徴のようです。
BitcoinFileプロジェクトでは5KBまで
「先週は、BlockUpload.ioを導入して、誰でもBCH Testnetチェーンへファイルをアップロード出来るようにしました。今週は、実際にビットコイン・キャッシュで機能させることでオン・チェーン・スケーリングのパワーを発揮できるように変更しました。」と、述べていますが、詳細は以下の通りです。
プラットフォームには、BCH Op_ReturnトランザクションやP2SHを使用しており、BlockUpload.ioは、ブロックチェーン技術を使ってハイパー圧縮された1MBまでのファイルを共有およびプライベートなストレージ目的でアップロードします。
ブロックチェーンに詳しくなくても誰でも出来る使いやすいツールで、以下のように2重に暗号化されます。
BCHで料金を支払うと、アドレス変更ウィンドウが表示され、その後、ファイルが送信(ブロードキャスト)されたらそのファイルを誰でもダウンロード出来るようにする為のハッシュがユーザーに与えられます。
かなり直感的に操作できて使い易い
Bitcoin.comが試しに使ってみたようです。アップロードしたい1MB以下のファイルを選択したあと、ユーザーはコピーライトを侵害していないこと、機密情報を含むファイルでないことなど、内容についてもすべてアップロードするユーザーの責任であることを確認していることを示す「開示」タブをチェックして、「続ける」ボタンを押します。
すると、その費用が書かれたインボイスのアドレスが生成されます。
例えば、899MBのアニメーションを描いたGIFファイルの場合、0.04BCHを請求されたという事で、およそ$15の費用がかかります。
しかし、テキストファイルの保存は、BlockUploadのアップロードウィンドウに直接任意のテキストを入力することが出来るので、そのまま.txtファイルに変換して保存されます。
例えば、Lewis CarrollのJabberworckyの短い詩をコピペしてテキスト保存した際は0.0002BCH(約6セント)だったようで、大きなファイルを埋め込むよりもかなりの格安です。
実際にBitcoin.comがアップロードしたJabberwockの詩が保存されているハッシュがあります。(以下、参考サイト)
このBlockUploadをめぐってはレディット上では賛否両論のようですが、一部のウェブ上の検閲の厳しい地域などでは高評価のようです。
ビットコイン(BTC)の値動きが好調になっている最近ですが、新しいプロジェクトで話題を呼びそうなビットコイン・キャッシュ(BCH)も注目したいところです。