ビットコインは年末までに9,600ドルに到達か?
<この記事(ページ)は 4分で読めます>
5月に入って非常に好調なビットコインの今後の行方に関して気になるところです。
暗号通貨などの類に詳しい10人のフィンテック専門家に絞って米国の比較サイトFinderによって調査が行われました。
その調査結果を入手したサウスチャイナ・モーニング・ポストによると、専門家による価格予測を平均してみると、現在より22%上回り、9,659ドルで年末を迎えるということです。
上昇前の弾み付けに一旦下がる
これらの専門家にはArca、BitBull Capitalやその他の無名の学者らが含まれています。
BTCやその他のデジタル資産が辿るであろう今後半年の道のりは、年末までに10,000ドル弱までには上昇するが、今後数週間や数か月で引き戻し(プルバック)が見込まれているようです。
このまま右肩上がりの一本調子ではなさそうですね。
そしてこのような健全なプルバックを見込んでいるのは彼らだけでなく、他にも有名なテクニカルアナリストがいます。
Brave New Coinに頻繁に投稿するJosh Olszewidcz氏によれば、トレンドとキーレベルを判断するための一連のテクニカル指標であるIchimoku Cloudが「ビットコインが非常識なほどに買われすぎを示している」と言います。
さらに、Cloudが要求する6,150ドルを指摘し、強気相場のサポートと弱気トレンドの抵抗として機能するインデックスの主要ラインのひとつがその価格レベルにあるという事実に注目しています。
彼は、1日のチャートでRSI(相対力指数)が90である点に関して、現在の買われすぎが減衰してくる可能性にも触れています。
ビットコインを4,200ドルから8,000ドルに押し上げたカタリスト
調査対象の専門家10人中8人が、Consensus 2019のニューヨークでの開催中に発表されたニュースが強気の価格動向の大きな要因であると述べています。
それは、Bakktがついに待望のビットコイン先物商品を7月に発売するということ、Whole Foods&Co.が間接的に仮想通貨の支払いを受け付けること、それに機関投資家の参入などです。
そして10人中5人が、米中貿易摩擦が始まったことで資産の避難場所として、彼ら自身もビットコインに投資したい気持ちになったことを打ち明けています。
これは、最近のビットコインの勢い回復が地理的・政治的およびマクロ経済的な悪環境におけるヘッジであることと関係があるかもしれないという分析を裏付けています。
今後も緩やかな上昇傾向に
彼らの専門的な予測では、今後も暗号資産マーケットへの投資を呼び込む可能性が高く、その結果、トレンドは緩やかな上昇になるとと述べています。
このまま「年末までに9,500ドル」に投資するのも悪くないですが、ETFの件を除いてほぼ確実なポジティブなニュースが出回っていることを考慮すれば、元気な投資家たちは年末までにそれをはるかに上回る価格レベルになることを期待しています。