イーサリアム2.0 テストネット今週にもローンチ
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イーサリアムの開発者が今週、テストネットの立ち上げを行うことが明らかになりました。
米Prysmatic LabsのPrestin Van Loon氏が自身のクライアントに向けて、テストネットの準備が完了したことを報告し、今週にもクライアントを含めたテストネットを立ち上げると説明しました。
今回のテストネットは、ETHのスケーラビリティ改善を目指すイーサリアム2.0の立ち上げに向けた最終段階であるとのことです。
処理能力向上とセキュリティ強化
イーサリアム2.0が完成すれば短時間で多くの取引の承認が可能になり、51%攻撃に対しての防御力が強まることでセキュリティも高くなると期待されています。
具体的には、トランザクションの処理能力の大幅な向上が期待できるシャーディングを導入するほか、イーサリアムのスケーラビリティ問題の解決策も実行される予定とのことです。
シャーディングとは、データベースの負荷を分散するためにブロックチェーン上のノードをシャード(shard)と呼ばれる複数のノードから成るグループに分割する方法です。
PoWからPoSへの移行
イーサリアム2.0では、コンセンサスアルゴリズムをこれまでのPoW(proof of-work)からPoS(prood of stake)へ移行するとのことです。
パソコンや電力負荷の大きいマイニングに依存するPoWに対して、PoSでは、コインの保有量に応じてブロックの生成や承認を行う権利を得られることになります。
またPoSベースのブロックチェーンであるビーコンチェーンの実装にはテスト期間が3ヶ月は必要とのことで、メインネットの立ち上げは早くても来年1月か第一四半期になる予定とのことです。
イーサリアム2.0への完全移行は2021年を目指しているとのことです。
イーサリアムのアップデートの過去の例を見ると、3段回目のアップデートが行われた2017年10月には、10%ほど価格が上昇しました。
今回の最終段階のアップデート完了でさらなる価格上昇を期待したいですね。
“https://www.trustnodes.com/2019/10/23/ethereum-2-0-dev-says-will-attempt-cross-client-testnet-this-week”