フェディリティ 年内にも仮想通貨取引所と提携か
2019.11.26
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金融大手の米フェディリティの仮想通貨関連子会社であるFidelity Digital Asset(FDAS)が、年内にも仮想通貨取引所と連携し取引サービスを提供する可能性が高まってきました。
FDASのCEO であるTom Jessop氏は次のように述べています。
「これまでFDAはOTC取引サービスの提供を重視ししてきましたが、現在複数のプロバイダーとの提携を進めており、年内には最初の仮想通貨取引所との提携を実施する見通しです。」
これによりFDASのマーケットはさらに拡大し、個人投資家向けの取引サービスにも参入しより多くの顧客を取り入れることが可能になるとしています。
FDASは、Bakktやビットコイン先物などとともに、米国経済とグローバルな仮想通貨市場をつなぐ役割を果たすとしています。
ニューヨークをはじめ他の州にも拡大予定
最近FDASは、ニューヨーク金融サービス局のライセンスを取得しました。
このライセンスにより、FDASはニューヨーク州でも、仮想通貨のカストディや取引サービスを提供することが可能になりました。
ニューヨークには大口投資家や機関投資家が集中しているためFDASのビジネスの拡大にとっては大きなチャンスとなります。
すでにニューヨークの複数のクライアントとの契約を進めておりヘッジファンドや年金基金、投資アドバイザーなど多岐の業種にわたるクライアントを開拓していると言います。
将来的にはビットコイン以外の銘柄を追加していく予定で、さらには他の州での営業ライセンスを取得し、事業を拡大していくとしています。